Global site

ABBのウェブサイトはcookiesを利用しています。このサイトをクリックすることでCookiesの利用に同意したとみなします 詳しく知る

ABB ポジションペーパー

 

持続可能な世界に向けた革新に取組むABB

 

技術的リーダーABBは、2019年12月2日~13日にスペインのマドリッドで開催されるCOP25(第25回国連気候変動枠組み条約締約国会議)において大きな存在感を示すことにとなるでしょう。ABBは、低炭素エネルギーシステムへの移行、産業効率と生産性の向上、持続可能な都市と輸送システムの開発に関する専門知識とアイデアを共有します。

 

ABBは、2016年11月に発効したパリ協定を支持し、これを地球温暖化の抑制ならびに気候変動による潜在的に壊滅的な結果の回避に向けた取組みの要と位置づけています。パリ協定の目標を達成するためには、最新技術への多大な投資が必要であり、堅実で信頼性のある予測可能な政策立案によってのみ実現されるでしょう。パリ協定の署名から2030年までの間に技術革新へ約230億ドルを投資し、約9,000人の技術者を擁する企業として、ABBは、技術革新を促進し、確実な投資条件を創出するための健全な気候政策の採用を政策立案者に求めます。

 

気候目標に対するABBの貢献

 

ABBは、クリーン技術を早期迅速に採用することを奨励し、お客さまのエネルギー効率と生産性の向上を支援するとともに、機器のライフサイクルを延長し、廃棄物を削減することで、気候目標に貢献しています。ABBの世界全体の収益の60%近くが、エネルギー効率、再生可能エネルギーの統合および省資源によって気候変動の原因に直接対処する技術から得られています。

 

ABBの研究センターでは、画期的な省エネ技術革新が生まれています。例えば、走行距離200kmの充電時間わずか8分のハイパワーEV充電器、船舶の燃料消費と排出量を大幅に削減するAzipod®電気推進システム、あらゆる低圧電動モータをスマートで無線接続した装置に変換するABB Ability™スマートセンサなどです。これにより、エネルギー利用の最適化、長寿命化、予期せぬサービス中断の回避に向けて、その健全性と性能を継続的に監視できます。

 

気候目標に対するABBの貢献は広く認められており、2018年8月、フォーチュン誌から世界を変えるトップ10企業の1社に選ばれました。ABBは、自社の事業にとどまらず、主要な技術研究機関や大学との協力、スタートアップ企業への投資や協力などを通じて、技術革新を積極的に奨励し、支援しています。

 

昨年、ABBはノーベル賞受賞者の画期的な研究にスポットを当て、世界中のイノベーション、教育、科学研究を促進するため、ノーベル・メディアとパートナーシップを締結しました。このパートナーシップにより、次世代に価値を感じてもらい、科学的な発見を重んじて追求するだけでなく、科学と技術が社会の最大の課題に解決策を提供できることを高く評価してもらいたいと考えています。

 

ABBは、国連主導の「万人のための持続可能なエネルギー」イニシアティブに積極的に参加しており、「すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギー」という持続可能な開発目標に向けて取り組んでいます。気候変動対策へのコミットメントには、ABBの事業活動が環境に与える影響を限定することが含まれます。温室効果ガス(GHG)排出量を2020年までに2013年の基準値から40%削減するという目標を自ら設定しています。さらに、ABBはScience Based Target(科学的根拠に基づく目標)イニシアティブにコミットし、2020年以降の持続可能性目標に向けて、科学的根拠に基づくGHG排出量目標の設定に取り組んでいます。

 

低炭素世界に向けた技術

 

ABBの技術は、発電、送配電、そして最終消費地までのバリューチェーン全体を通して、省エネルギーを可能にします。太陽、風力、水などの再生可能資源からのクリーンな発電に貢献し、高圧直流送電(HVDC)技術は、最も効率的な長距離での送電方法です。

ABBのHVDCソリューションは、再生可能エネルギーを発電所から何千kmも離れた必要とする人々のところに送電できます。HVDC設備は遠隔の洋上風力発電所を系統に接続するために利用され、英国とフランスの国内系統の相互接続、または英国とノルウェーの国境を越えた送電や売電を容易にしています。

ABBのマイクログリッドソリューションは、再生可能エネルギーのエネルギーミックスへのさらなる統合を可能にします。これらの小規模な電力系統は、主に風力や太陽光発電のような再生可能エネルギーで稼動し、信頼性の高い系統への接続が不足している場所ではディーゼル発電機の必要性を削減または排除したりすることさえできます。ABBマイクログリッドは、ケニアのナイロビにある赤十字国際委員会の国際物流センターなど、重要なインフラに使用され、ジャマイカ、アラスカのコディアック島、アゾレス諸島のファイアル島、南アフリカのロベン島など、数多くの島に設置されています。ABBはまた、ヨハネスブルクの南アフリカ本社など、自社施設の一部に電力を供給するためにマイクログリッドを使用しています。

 

天然資源から完成品までの産業の自動化

 

自動化と制御の世界的リーダーとして、ABBはエネルギー効率を向上させ、天然資源から完成品までを扱う産業の稼働時間、速度、生産量を最適化するために先進技術を活用しています。産業アプリケーション向けには、エネルギー効率の高い電動モータ、ドライブから、自動化および高度なロボットまで幅広い製品ラインアップを展開しています。

このポートフォリオの基盤は、デジタルソリューションとサービスを提供する業界横断的なABB Ability™です。ABB Ability™は、ABBのグローバルな7,000万台以上の接続デバイスと7万台の産業制御システムのインストールベースでデータを活用し、ABBのお客さまがエネルギー消費量の削減、パフォーマンスの向上、運用の最適化に使用できる実用的な情報を生成します。ABB Ability™は、鉱山、石油・ガスプラットフォーム、発電所、重工業、製造・組立工場に至るまで、あらゆる産業設備において、かつてないレベルの効率性を実現しています。

ABBは、老朽化したインフラの更新がエネルギー消費を削減し、エネルギー効率を改善する最も経済的かつ実用的な方法の1つであるという考えを長く推進してきました。産業における最大の短期的な機会は、非効率な電動モータを、負荷に応じて速度を調整できる新しいモデルに置き換えることです。これを現在稼働中の3億台のモータすべてに実施すると、世界全体のエネルギー総消費量を10%削減できる可能性があり、これは286基の原子炉の出力に相当します。たいていの場合、新しいモータは、省エネのため一定の期間で採算が取れます。

都市と交通の変革

都市部における人口増加への持続的な対応がますます迫られている中、ABBは、都市が地域の大気および水質汚染を削減し、炭素削減目標を達成し、限られた資源を最適化するための技術を展開しています。

2017年、ABBはスウェーデン、ヴェステロース市が所有するエネルギー企業、Mälarenergi社と協力し、スマートシティソリューションを開発しました。ABB Ability™ソリューションが市の公益事業に適用され、水漏れやエネルギー消費を削減し、都市資産の管理を強化する、制御の深い専門知識を活用しています。

同様のソリューションは、冷暖房システム、換気・空調システム、照明・日よけシステム、防火・防犯システムなどのリアルタイム情報を提供するセンサーネットワークを備えており、他の都市のビル群や世界中のどこにでもある個々の建物にも適用することができます。

建築物は世界のエネルギー消費の40%近くを占め、GHG排出量の3分の1以上を占めるため、これらのソリューションは、資源を節約する大きな短期的な機会となります。データセンタ向けのABBソリューションは、急速に増加する世界の電力消費率を占めるこれらの電力を消費する設備のエネルギー効率を大幅に改善します。

 

eモビリティ化の推進

スマートビルディング技術と同様に、ABBの鉄道の電化、電気自動車の急速充電、海運・船舶向けの革新的なオファリングは、エネルギー消費を最適化し、GHG排出量を最小限に抑え、低炭素で気候変動に強い経済への移行を支援します。

ABBは、クリーンで手頃なeモビリティネットワークの構築に取り組んでおり、77カ国で13,000台以上の設置実績を誇る、電気自動車向け急速充電ステーションのプロバイダとして世界をリードしています。同時に、ABBは公共交通機関向けに先進的なeモビリティソリューションを開発しています。

その最も革新的な技術には、電気バスのフラッシュ充電システムがあります。これは、決められた停留所で乗客の乗降中、20秒でバスのバッテリーを充電するものです。ABBはまた、屋根の自動接続によるハイパワー充電を提供するOpportunity Chargingソリューションの先駆者でもあります。通常の充電時間が3~6分のため、終点、ターミナル、中間停留所に充電器を設置することで、システムを既存のバスネットワークに簡単に統合できます。

eモビリティの限界をさらに押し広げ、EVの採用を促進するため、ABBは2018年、世界初の完全電動モータースポーツシリーズABB FIA Formula E Championshipのタイトルパートナーとなりました。

 

130年以上にわたる技術リーダー

 

ABBの技術的リーダーシップは、130年以上にわたる技術革新における実績に基づいています。今日、ABBはエレクトリフィケーション、自動化、ロボティクス、モーション、パワーグリッドの世界的リーダーであり、世界中に7つの企業研究センターを有しています。技術革新を推進し、ソリューションをできる限り利用しやすいものにするために、Microsoft、IBM、Huawei、Hewlett Packard Enterprise、Ericsson、Dassault Systèmesなどの他の主要なグローバル企業と提携しています。

100カ国以上に147,000人の従業員を擁するABBは、環境効率の高いソリューションとサービスの幅広いポートフォリオを通じて、自社とお客さまの事業全体にわたって持続可能性を促進および推進しています。

ABBウェブフィード