ABBは、ケーブル保護ソリューションに関する新しい試験センターを開設しました。
1,150平方フィートの新しい施設は、他のABBテスト施設と並行して稼働し、IP (侵入保護) テストのグローバルな 「優れたセンター」 として機能します。ABBは、テストの大部分を社内で実施できるようになったことで、ケーブル保護製品をより迅速かつ効率的に市場に投入できるようになる。
この新しい施設は、ISO 17025ラボラトリーの認証取得を目指しており、フィージビリティ調査から侵入保護、機械試験、極限作業環境の加速シミュレーションまで、幅広い試験能力を提供することができます。この施設には、世界的に認知されている多くの標準に準拠したIP X 5、X 6、X 9テストが可能な自動侵入保護水チャンバなど、新しいインフラストラクチャとハイエンドの試験装置が含まれています。
今回新設する設備は、ABBのケーブル保護事業部の新製品開発機能の中核を担うもので、金属製、非金属製のコンジットチューブ・コネクタフィッティング、ケーブルグランドなどが含まれます。ABBの製品テストおよびプロセスエンジニアであるMartyn Breeは、次のようにコメントしています。「新しい施設の開設により、新製品の開発と製造後のテスト段階の両方で、より強力な管理が可能になります。この最新の投資により、テスト機能が大幅に強化され、サードパーティの関与が軽減され、ケーブル保護の最新の技術革新を市場に投入するペースが大幅に向上します。」
「私たちは、食品や飲料の加工工場から、自動車用ハーネスメーカー、揮発性の高いオフショア抽出作業まで、さまざまな市場に供給しています。また、この施設では、業界固有のパフォーマンス基準に沿って製品を設計およびテストし、さまざまな厳しい動作条件に合わせた高パフォーマンスのソリューションを提供します。」
「イノベーションと製品開発の観点から、新しい設備は、あらゆる市場で最も効果的なケーブル保護システムを実現するために、多くのアイデア、新しい材料、および設計を自由に試すことができます。」
Martyn Breeは「最終的には、研究開発業務とテスト・プロセスを1か所で統合することができれば、市場をリードするケーブル保護ソリューションを世界中のお客様に提供するスピードが大幅に向上します。」と締めくくっています。