- ABB FIAフォーミュラE世界選手権、初のブラジル開催へ
- ABB DecodedとFIAガールズ・オン・トラックのABBビデオシリーズの最新エピソードを公開
- ブラジルのコーヒー焙煎業者、アティラ社の製造に導入され、設備の信頼性と生産性を向上させているABBの技術を紹介する動画を公開
今週末、ABB FIAフォーミュラE世界選手権は、モータースポーツの強固な伝統と厚いファン層を持つ、世界で7番目に人口の多い国ブラジルで、サンパウロE-Prixを初開催します。
市内のアニェンビ地区の通りを周回する14のコーナーが設置された全長2.96kmのサーキットは、Gen3マシンのパワーアップをアピールする高速コースになる予定です。カーニバルの山車のみに使われるメインストレートをスタートし、 その後、2本のストレート、トリッキーなシケイン、連続コーナー、タイトコーナーが続きます。
ブラジルのe-モビリティの未来を示すこのデモンストレーションへの参加は、このシリーズの公式充電パートナーであるABBにふさわしいものです。Connected Smart CitiesとO Estado de São Pauloが実施した調査によると、ABBは2021年に同国でモビリティに最も影響力のある100社に選出されました。
ABBのE-モビリティ事業は、ブラジルにおいて、電気トラック、バン、配達用バンなどの車両によるラストマイルフリートも含めたEVフリート導入の増加により、年々成長を遂げています。この成長に貢献したプロジェクトには、ABBがエネルギー会社のEDPスマート社ならびに自動車メーカーのアウディと協力し、ABBのDC Wallbox充電器を全国のアウディディーラーに設置したものがあります。E-モビリティ部門は、CO2削減目標達成に向けたEVフリート採用の潜在的影響を考慮して、確固たる環境政策を有する企業の間で優先されています。ABVE - ブラジル電気自動車協会によると、EV採用におけるこの取組みは、2023年の最初の2カ月間のEV販売台数が47%増加(2022年比)したことに反映されています。これはサンパウロのような巨大都市での排出量を減らすための鍵です。
ABBブラジルのカントリーホールディングオフィサーであるルチアーノ・ナシフは、次のように述べています。 「モータースポーツへの情熱が高いブラジルで開催されるABB FIAフォーミュラE世界選手権は、エネルギー効率やより持続可能な輸送手段の利点について、多くの人々に知ってもらう機会でもあります。ABBは110年以上にわたり、ブラジルで持続可能な発展のために活動しており、私たちにとって、これは真の変化を可能にする旅における新たな前向きな一歩です」
エネルギー管理と効率は、スポーツだけでなく、ブラジル全土のさまざまなプロジェクトに導入されているABBソリューションの中心的な要素であり、持続可能性を向上させます。そのひとつの例が、ゴイアス州の衛生管理会社Saneago社のプロジェクトで、ABBはモータや電動ポンプの駆動システムの近代化を進めています。ABBは、インテリジェントセンサで構成されるデジタルソリューションを提供し、15台の電気モータと周波数インバータを連携して速度を制御し、エネルギー消費を最適化することで、年間6000MWh以上の節約を実現しました。
ABBのブラジルにおける注力分野は、エネルギーの節約にとどまらず、使用されるエネルギーのより多くを再生可能エネルギーにすることを確実にすることにまで及んでいます。ABBはこのほど、ブラジル・セアラ州(CE)政府と、同州にグリーン水素の製造拠点を整備するための覚書を締結したと発表しました。本協定は、現地企業との間でフィージビリティスタディを実施し、この分野でのプロジェクト開発の可能性を評価し、ブラジルを世界規模での生産・輸出・流通を行う国として位置づけることを目的としています。ブラジルは、世界で最も再生可能エネルギーを生産している国の一つです。
サンパウロE-Prixは、今シーズンのFIAガールズ・オン・トラックの開催地の1つであり、ABBは同プログラムとのグローバルパートナーシップの一環として、ロボットワークショップを実施します。12歳から18歳の少女たちは、ABBの協働ロボット「GoFa™」を使って基本的なプログラミングを学びます。また、ABBはレースに先立ち、FIAガールズ・オン・トラックのビデオシリーズの最新動画を公開しました。フォーミュラEのスポーツディレクターであるクラウディア・デニを起用し、彼女にとってプレッシャーのかかる仕事、モータースポーツへの道、そして彼女が直面したキャリア上の課題を紹介しています。
ABBのポッドキャスト「ABB Decoded」の新エピソードも公開中です。ABBのアンバサダーであり、現チャンピオンであるストフェル・バンドーンが、フォーミュラEへのキャリアパス、新しいGen3マシンのドライビングの違い、EV革命を推進するスポーツに参加することの重要性を語ってくれました。
サンパウロでのレースに続き、4月22日、23日にはベルリンでダブルヘッダーレースが開催される予定です。シーズン9のカレンダーは、世界11カ所で開催される16レースで構成されています。
ABB (ABBN:SIX Swiss Ex)は、エレクトリフィケーションとオートメーションのテクノロジーリーダーであり、より持続可能で資源効率の高い未来の実現を目指しています。ABBのソリューションは、エンジニアリングのノウハウとソフトウェアを結び付け、製造、移動、電力供給、それらの運用の方法を最適化します。130年以上にわたり築いてきた卓越性を土台に、ABBの約105,000人の従業員が、産業の変化を加速させるイノベーションの推進に尽力しています。 www.abb.com
フォーミュラEとABB FIA フォーミュラE世界選手権について:
世界初のフル電動のFIA世界選手権であり、創設以来ネット・ゼロ・カーボンの認証を受けた唯一のスポーツであるABB FIAフォーミュラE世界選手権は、世界で最も象徴的な都市の中心で劇的なレースを展開し、世界の主要自動車メーカーに電気自動車のイノベーションを促進するためのエリートモータースポーツプラットフォームを提供しています。
チーム、メーカー、パートナー、放送局、開催都市からなるフォーミュラEネットワークは、このスポーツへの情熱と、人類の持続可能な進歩を加速させ、人々と地球のより良い未来を創造する可能性への確信によって団結しています。 www.FIAFormulaE.com
フォーミュラEに関するメディアのお問い合わせは、mailto:media@fiaformulae.comまでご連絡ください。