気候目標に対するABBの貢献
ABBは、クリーン技術を早期迅速に採用することを奨励し、お客さまのエネルギー効率と生産性の向上を支援するとともに、機器のライフサイクルを延長し、廃棄物を削減することで、気候目標に貢献しています。ABBの世界全体の収益の60%近くが、エネルギー効率、再生可能エネルギーの統合および省資源によって気候変動の原因に直接対処する技術から得られています。
ABBの研究センターでは、画期的な省エネ技術革新が生まれています。例えば、走行距離200kmの充電時間わずか8分のハイパワーEV充電器、船舶の燃料消費と排出量を大幅に削減するAzipod®電気推進システム、あらゆる低圧電動モータをスマートで無線接続した装置に変換するABB Ability™スマートセンサなどです。これにより、エネルギー利用の最適化、長寿命化、予期せぬサービス中断の回避に向けて、その健全性と性能を継続的に監視できます。
気候目標に対するABBの貢献は広く認められており、2018年8月、フォーチュン誌から世界を変えるトップ10企業の1社に選ばれました。ABBは、自社の事業にとどまらず、主要な技術研究機関や大学との協力、スタートアップ企業への投資や協力などを通じて、技術革新を積極的に奨励し、支援しています。
昨年、ABBはノーベル賞受賞者の画期的な研究にスポットを当て、世界中のイノベーション、教育、科学研究を促進するため、ノーベル・メディアとパートナーシップを締結しました。このパートナーシップにより、次世代に価値を感じてもらい、科学的な発見を重んじて追求するだけでなく、科学と技術が社会の最大の課題に解決策を提供できることを高く評価してもらいたいと考えています。
ABBは、国連主導の「万人のための持続可能なエネルギー」イニシアティブに積極的に参加しており、「すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギー」という持続可能な開発目標に向けて取り組んでいます。気候変動対策へのコミットメントには、ABBの事業活動が環境に与える影響を限定することが含まれます。温室効果ガス(GHG)排出量を2020年までに2013年の基準値から40%削減するという目標を自ら設定しています。さらに、ABBはScience Based Target(科学的根拠に基づく目標)イニシアティブにコミットし、2020年以降の持続可能性目標に向けて、科学的根拠に基づくGHG排出量目標の設定に取り組んでいます。