ABB、世界アースデイに開催される フォーミュラEでe-モビリティの卓越性を展示

ABB、世界アースデイに開催される フォーミュラEでe-モビリティの卓越性を展示

  • ABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン9の第7戦、第8戦がテンペルホーフ空港で開催
  • ABB B&Rの技術が、コスト削減とバッテリの性能向上によるEV導入の加速に貢献
  • ABB e-モビリティ、6月にベルリンで開催されるスペシャルオリンピックス世界大会に充電インフラを提供

今週末、欧州最大のEV市場であるベルリンのテンペルホーフ空港で、ABB FIAフォーミュラE世界選手権のレースが再び開催されます。

10のコーナーが設置された全長2.355kmのこのサーキットは、カレンダー上でもユニークな場所で行われるもので、ドライバーは高度な技術に挑戦することになります。 このサーキットは、市街地サーキットのアスファルトとは異なり、歴史ある空港の研磨性の高いコンクリートエプロンを走行します。そのため、タイヤの摩耗が激しく、エネルギーマネジメントに配慮する必要があり、流れるようなサーキットでの2レースは、アクション満載のレースになることは間違いありません。

ABBフォーミュラEパートナーシップの責任者であるダニエラ・ルジャニンは、次のように述べています:「ABB FIA  フォーミュラE世界選手権がABBにとって最大の市場のひとつに帰ってきました。今年のレースが世界アースデイに開催されることは素晴らしいことです。フォーミュラEやABBのように、その主催者は、EVの普及拡大を通じて、排出量を削減し、より持続可能な未来を創造するために取組んでいます」

ABBはドイツの自動車産業において重要な役割を担っており、ロボティクスやオートメーションソリューションを提供し、同国のEV充電インフラの確立を支援しています。世界の消費者は 電気自動車を検討する場合、価格と航続距離という2つの要素に大きく影響されます。 バッテリは電気自動車のコストの約3分の1を占め、その品質は1回の充電で走行できる距離に直接影響するため、バッテリの生産は特に重要です。

ABBは、バッテリセルやバッテリパックの組立てを通して、自動車メーカーが重要な品質要件を満たし、生産コストを最小限に抑えることで、EVをより安価に提供できるよう支援しています。例えば、ドイツのExacom社のX線検査装置は、ABBのマシンオートメーション部門(B&R)のACOPOStrak搬送システムを使って高速で個別に移動させながら、毎分175個のセルをスキャンします。従来のコンベアよりも穏やかなハンドリングに加えて、ACOPOStrakシャトルは、非常に高速な加減速が可能なため、位置決めのスピードアップとスループットの向上を実現します。

ドイツのExacom社のX線検査装置は、ABBのマシンオートメーション部門(B&R)のACOPOStrak搬送システムを使って高速で個別に移動させながら、毎分175個のセルをスキャンしています。
ドイツのExacom社のX線検査装置は、ABBのマシンオートメーション部門(B&R)のACOPOStrak搬送システムを使って高速で個別に移動させながら、毎分175個のセルをスキャンしています。

また、ABBは、ドイツ政府が資金を提供するHoLa高性能充電プロジェクトに取組む20社のうちの1社でもあります。これは世界初のHGV(大型貨物車)用メガワット充電プロジェクトであり、ゼロエミッションの道路輸送を促進するのに貢献します。

フォーミュラEのダブルヘッダーに続いて、次のスポーツのハイライトが6月にドイツの首都にやってくる予定です。6月17日から25日まで、ベルリンでスペシャルオリンピックス世界大会が開催されるのです。ドイツで初めて開催されるこの世界最大のインクルーシブスポーツイベントでは、知的障害を持つ何千人ものアスリートが26のスポーツカテゴリでそのスキルを披露します。ABBは、20年以上にわたってドイツのスペシャルオリンピックス組織のパートナーとなっています。特に、ABB社員は今回もスポーツ会場でボランティアとしてサポートを提供します。また、ABB e-モビリティは、大会期間中に使用される60台以上の電気シャトルの充電インフラを供給・管理します。

ABBの最新世代のトラクションコンバータは、ドイツの首都にある600両以上の地下鉄車両に設置されています。
ABBの最新世代のトラクションコンバータは、ドイツの首都にある600両以上の地下鉄車両に設置されています。

ABBは、鉄道輸送の電化の進展も推進しています。ABBはスイスの鉄道車両メーカーであるシュタッドラー社と協力し、運行会社のベルリン市交通局(BVG)のエネルギー効率が高く、持続可能な輸送を可能にしています。ABBの最新世代のトラクションコンバータは、ドイツの首都にある600両以上の地下鉄車両に導入されています。30年以上前の車両を、ABBのカスタマイズ技術を搭載した最新の車両に置き換えることで、より信頼性が高く効率的なサービスのニーズに応えるとともに、増加する乗客数への対応にも貢献しています。

2022年、ABBはベルリンに本社を置く、ライトレール車両や地下鉄向けの補助電源コンバーターソリューションの大手サプライヤであるパワーテックコンバータ(PTC)事業を買収しました。 これらのソリューションは、空調システムや照明、安全装置やドア、さらに車載バッテリの充電など、乗客の快適性を向上させる重要なシステムに必要な電力を供給するものです。ABBは現在、補完的なサービスを提供することで、よりエネルギー効率の高いソリューションの革新と開発を可能にしています

ベルリンでのダブルヘッダーに続き、5月6日には伝説のストリートサーキットであるモナコでレースが開催される予定です。世界11カ所で16レースが開催されるシーズン9のカレンダーはこちらから。

ABB (ABBN:SIX Swiss Ex)は、エレクトリフィケーションとオートメーションのテクノロジーリーダーであり、より持続可能で資源効率の高い未来の実現を目指しています。ABBのソリューションは、エンジニアリングのノウハウとソフトウェアを結び付け、製造、移動、電力供給、それらの運用の方法を最適化します。130年以上にわたり築いてきた卓越性を土台に、ABBの約105,000人の従業員が、産業の変化を加速させるイノベーションの推進に尽力しています。  www.abb.com

フォーミュラEとABB FIA フォーミュラE世界選手権について:

世界初のフル電動のFIA世界選手権であり、創設以来ネット・ゼロ・カーボンの認証を受けた唯一のスポーツであるABB FIAフォーミュラE世界選手権は、世界で最も象徴的な都市の中心で劇的なレースを展開し、世界の主要自動車メーカーに電気自動車のイノベーションを促進するためのエリートモータースポーツプラットフォームを提供しています。  

チーム、メーカー、パートナー、放送局、開催都市からなるフォーミュラEネットワークは、このスポーツへの情熱と、人類の持続可能な進歩を加速させ、人々と地球のより良い未来を創造する可能性への確信によって団結しています。 www.FIAFormulaE.com

フォーミュラEに関するメディアのお問い合わせは、mailto:media@fiaformulae.comまでご連絡ください。

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