- ABB Decodedの最新ポッドキャストでは、ABBの2人のスペシャリストが、水不足の危機を解決するためにどのような措置がとられているのかを解説
- 22 億人が安全に管理された飲料水を利用できていない
- 世界の水不足に対応するために、廃水処理は重要な役割を果たすことができる
ABBのテクノロジーに特化したポッドキャスト「ABB Decoded」の最新エピソードでは、世界の水不足の危機と、現在利用可能なテクノロジーがその解決にどのように貢献できるかを取り上げています。今年の世界水の日2023によせて、国連は「水と衛生の危機を解決するための変化の加速」と名付けた水に関する行動計画を発表し、22億人が安全に管理された飲料水を利用できず、42億人以上が安全に管理された衛生設備を利用できていないと述べました。また、廃水の80%は処理・再利用されることなく生態系に逆流しています。
ポッドキャストでは、持続可能性と利用可能な技術に関する2人の専門家、マリー・ヘレン・ウェストホルム・クネベルとアミナ・ハミディが、世界の水不足の危機への対応がこれまで以上に重要になる理由、より具体的には、世界の水不足への対応において廃水処理がいかに役割を果たすことができるかについて語っています。
「私たちは、世界中で廃水処理の方法を加速させ、この水を再利用し、水循環に再投入する必要があります。これは未開発の資源であり、改善の余地が大きい分野です」とマリー・ヘレン・ウェストホルム・クネベルは説明します。
ABBは最近の報告書で、水不足に関する国連の開発目標を達成するためには、年間469の処理施設を開発し、さらに拡張する必要があることを経済モデリングにより明らかにしました。これは量に換算すると、オリンピックプール340万杯分に相当します。
「ABBは、水を一滴も失わないようにする技術や、水を処理するプロセスを効率化する技術を提供し、灌漑や工業用途、さらには飲料水として再利用できるようにします」とアミナ・ハミディは付け加えます。さらに、水センサ技術と人工知能の進歩により、排水の品質をリアルタイムで監視し、それに応じて処理プロセスを調整して効率化することで、排水処理システムの最適化に貢献することができます。
廃水処理能力の向上は優先事項ですが、プラントの効率化を推進するための技術の早期統合も不可欠です。ABBのオートメーション、エレクトリフィケーション、デジタルソリューションは、下水処理場のオペレーションを監視、分析、管理するのに役立っています。豊富な運転・診断データを収集・伝送する重要な計測・制御ソリューションと連携して、ABBのシステムは資源効率の最適化とエネルギー消費の削減に貢献します。
ABB DecodedはABBのグループポッドキャストシリーズで、ABBのグローバルテクノロジー事業のあらゆる側面をカバーしています。こちらのリンクから詳細と過去のエピソードをご覧ください。
ABB (ABBN: SIX Swiss Ex) は、より生産的で持続可能な未来の実現に向けて社会と産業の変革に活力を与える、世界をリードするテクノロジー企業ですソフトウェアをエレクトリフィケーション、ロボット、オートメーション、モーションのポートフォリオに結びつけることで、ABBはテクノロジーの限界を押し広げ、パフォーマンスを新たなレベルに引き上げます。130年以上にわたる卓越した歴史を持つABBの成功は、100カ国以上、105,000人の才気あふれる従業員によって支えられています。 www.abb.com