- テスラ社のメガパック蓄電システム向けPAD Technology社のネットワークシステムにABBのパワーサプライが採用
電力系統が進化し、化石燃料源から再生可能エネルギー源へ移行する中、電力系統の安定性のために蓄電システムが必須となっています。ABBの新しい電源（パワーサプライ）装置CP-S.1 24/20.0により、蓄電システムは安全でエネルギー効率の高い系統連系が実現できます。
再生可能エネルギーによる発電量には時間的に大きなムラがあり、蓄電システムで補うことが有効です。主要な電力インフラの近くにバッテリを配置することで、需要と価格が低いときは蓄電し、高いときにエネルギーを電力系統に供給できます。
英国を拠点とするPAD Technology社は、エネルギー産業向けにターンキー監視・制御ソリューションを提供する電気機器・ソフトウェア専門会社です。同社は、ABBの最新のCP-S.1パワーサプライ、UFD.33系統連携保護リレー（G99）およびプログラマブルロジックコントローラ（PLC）を採用したネットワークソリューションをテスラ社が英国で展開するメガパック蓄電システムに提供しています。
「蓄電システムには、高度なネットワークトポロジ、サイバーセキュリティ、堅牢なレジリエンスが必要です。これにより、システムの監視が可能になり、電力系統に確実に接続できるようになります」と、PAD Technology社のディレクターであるフィル・ジョーンズ氏は述べています。「蓄電システムに提供するスイッチギアや高度な制御ソリューションは、ABBコンポーネントを使用して最高水準のパフォーマンスを提供しています」
「エネルギー転換には、技術、知識、スキルを結集するようなパートナーシップが必要です」と、ABBエレクトリフィケーション英国のプロダクトマーケティングスペシャリストであるシェーン・ホワイトは述べています。「電化とエネルギー貯蔵を支えるスマートテクノロジーの採用には、高度なインフラが必要です。新技術を導入する企業が進歩を促進するためのインフラとサポートを確保するためには、パートナーシップとコラボレーションが不可欠です」
ABBの新世代CP-S.1 24/20.0パワーサプライシステムは、バッテリと電力系統を接続し、AC-DCパワーコンバータ、変圧器、スイッチギアをパッケージ化します。CP-S.1シリーズは、コンパクトな設置面積で最大94%の高効率と信頼性を兼備しています。高効率で電力損失が少ないため、大規模アプリケーションのコスト削減ソリューションとなります。
「ABBは、エネルギー転換を推進する企業を支援することに尽力しています」と、PAD Technology社のディレクターであるフィル・ジョーンズ氏は述べています。「新しいCP-S.1 24/20.0パワーサプライシステムなどの技術により、蓄電システムはより効率的かつ収益性の高いパフォーマンスを発揮できます」
最大効率94%のCP-S.1 24/40.0は、効率92%の一般的なデバイスと比較して、10年間の標準寿命にわたって最大1.4トンのCO2を節約できます。CP-S.1はPCBAコーティング基盤を組み込み、船舶認証を取得しているため、船舶、太陽光発電、風力発電での使用に適しています。また、これまでの製品と比較して同じ電力あたり最大50%の省スペースを実現します。
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