- ABBは、インドネシア国営電力会社PLNを支援し、来るジャカルタE-Prixに向けて信頼性の高い再生可能な電力供給を確保へ
- ABBの技術がインドネシアのエネルギー転換をサポート
- ABBは同国のEV充電インフラを最前線で拡充
今週末、ABB FIAフォーミュラE世界選手権はインドネシアの首都ジャカルタに舞台を移し、ダブルヘッダーの最初のレースはABBにとってタイトルスポンサーとして第75回目のレースとなります。
全長2.37kmの専用サーキットは、市の北部にあるジャカルタ湾を背景にしています。18のコーナーと長い高速スタート/フィニッシュストレートが特徴で、インドネシアの暑さの中でスリリングなレースが繰り広げられるでしょう。
昨年のジャカルタE-Prix初開催の際と同様、ABBはインドネシア国営電力会社PLNと協力して、イベントの電力供給に最高レベルのセキュリティ、効率、利便性を提供します。ABBの高圧UniSecスイッチギアは、主電源に障害が発生した場合に負荷を主電源からバックアップ電源に切り替えるために使用され、レースインフラ全体における重要な電源の安定供給を維持します。ABBのRelion REC615電力系統オートメーションリレーは、必要とされる高度な保護機能と、安全性を高めるための遠隔操作・制御機能を備えています。PLNによると、この回路に供給される電力は、環境に優しい地熱と水力発電で賄われます。
ABBの最高コミュニケーション・持続可能性責任者であるKarin Lepasoonは次のように述べています。「私たちが気候変動に関連する諸問題との闘いに役立つ技術とソリューションの提供に取組んでいる東南アジアの最も人口の多い都市(約1050万人)で、タイトルスポンサーとして節目となる第75回目の持続可能なレースを持続開催できることは重要です。主な重点分野である電動化とエネルギー効率であり、この2つのトピックはエネルギーを効果的に管理することが成功の鍵となる電気モータレースシリーズに完全に調和します」
ABBは、現在進行中のエネルギー転換に貢献し、ジャカルタおよびインドネシア全土で排出量と環境負荷の大幅な削減を実現するソリューションを提供しています。その一例として、昨年バリで開催されたG20サミットでPLNが採用した無停電電源装置(UPS) PowerWave33は、同様の製品よりも小さな設置面積と少ないエネルギー消費で継続的な電力供給を実現します。
インドネシアのネスレ工場では、ABBのスマートセンサがABB Ability™コンディションモニタリングとともに、モータや回転機器の監視を可能にし、メンテナンス能力の向上とエネルギー効率の改善を実現しています。
エネルギー効率だけでなく、フォーミュラEは最新のeモビリティテクノロジーのプラットフォームでもあり、ABBは今シーズンから公式充電パートナーの役割を担っています。EV充電技術のマーケットリーダーであるABBは、これまでにインドネシアに充電器約400台を設置しました。インドシア初となるEV充電設備を備えたマンションとなる、南ジャカルタの高級マンションにTerra AC Wallbox充電器を設置するなど、同国で数々の初の取組みを推進してきました。ABBはまた、インドネシア初の急速充電ステーションの1つに、デジタル対応のTerra DC Wallbox充電ソリューションを実装しました。
ABBは、国内の企業や消費者が利用できる充電オプションを改善するために活動を継続しています。例えば、ABB、ABB E-モビリティ、PLN Icon Plusは、インドネシアにおけるEV充電インフラの成長に向けた協業を促進するための覚書を締結しました。協業には、技術評価、市場調査、充電ステーション管理システム(CSMS)プラットフォームの開発、マーケティング活動、EV充電器の配備を含みますが、3社はこれらに限定しないEV充電サービスにおいて、相乗効果を形成していく予定です。
ジャカルタでのダブルヘッダーに続き、6月24日(土)にシリーズ初となるアメリカ・ポートランドでレースが開催予定です。シーズン9のカレンダーは、世界11カ所で開催される16レースで構成されています。
ABB は、エレクトリフィケーションとオートメーションのテクノロジーリーダーであり、より持続可能で資源効率の高い未来の実現を目指しています。ABBのソリューションは、エンジニアリングのノウハウとソフトウェアを結び付け、製造、移動、電力供給、それらの運用の方法を最適化します。130年以上にわたり築いてきた卓越生を土台に、ABBの約105,000人の従業員が、産業の変化を加速させるイノベーションの推進に尽力しています。 www.abb.com
フォーミュラEとABB FIAフォーミュラE世界選手権について
世界初のフル電動のFIA世界選手権であり、創設以来ネット・ゼロ・カーボンの認証を受けた唯一のスポーツであるABB FIAフォーミュラE世界選手権は、世界で最も象徴的な都市の中心で劇的なレースを展開し、世界の主要自動車メーカーに電気自動車のイノベーションを促進するためのエリートモータースポーツプラットフォームを提供しています。
チーム、メーカー、パートナー、放送局、開催都市からなるフォーミュラEネットワークは、このスポーツへの情熱と、人類の持続可能な進歩を加速させ、人々と地球のより良い未来を創造する可能性への確信によって団結しています。 www.FIAFormulaE.com
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