ABB エレクトリフィケーション・プロダクト事業は、ACW2018にてさらに充実した製品ポートフォリオを紹介します
2018年11月14日、中国、厦門-「Let's write the digital future. Together!」をテーマに、ABBカスタマーワールド(ACW) 2018が本日開幕し、厦門国際会議・展示センターにて、電力、産業、運輸、インフラ分野におけるABBの最先端技術の成果を紹介しました。
当イベントで、ABBのエレクトリフィケーション・プロダクト事業は、オンサイト展示と「将来の交通のエレクトリフィケーションをリードする」と題した産業フォーラムを通じて、高圧および低圧スイッチギアと直流/交流電気自動車(EV)充電器を統合したデジタルポートフォリオにスポットライトをあて、太陽光からソケットソリューションまでの幅広いポートフォリオを通じて真のゼロエミッションの未来を支援することを目指します。
「ABBは、地球の資源を消費することなく世界を動かすことにコミットしています」と、ABBエレクトリフィケーション・プロダクト事業のプレジデント、タラック・メタは述べました。「持続可能なインフラを構築することで、中国がより良い未来を実現していくことを支援していきます。エネルギー貯蔵、インテリジェント配電、EV向け急速充電から再生可能エネルギーの系統接続に至るまで、ABBカスタマーワールドでは初めて、当社のソリューションの幅の広さと深さを総合的にご紹介しています。」
フォーチュン誌は最近、ABBを「世界を変える」企業リストで8位にランク付けしましたが、これはクリーンエネルギーの利用とe-モビリティの促進に大きく貢献したためです。直流高速充電の世界的リーダーとして、ABBはネットワーク化された最大350kWのハイパワー充電器を含む高速充電ステーション8,000台以上を68カ国に設置しています。これは他のどのメーカーよりも多い実績です。
ACW2018において、ABBは最新の交流充電器、180kWの直流高速充電器、350kWの欧州規格CCS2ハイパワー充電器を展示しています。 ABB Ability™デジタルオファリングの一部であるABBの直流充電器は、99.5%の通常稼働率を実現することができます。また、リモート90%以上の問題を診断し、現場に立ち会う必要なしにオンラインで60%以上を解決できるため、運用効率が大幅に向上し、安心して充電できます。
電気自動車充電インフラポートフォリオは、自動車やバス、トラックなどの大型車両の充電ならびに複数の車両の同時充電に対応する電気自動車充電器および高圧配電機器をカバーするため、設置および試運転時間を節約、リスクを最小化、地域の電力会社の規定や充電信頼性要件を満たします。
ABB中国、エレクトリフィケーション・プロダクト事業のリードディビジョンマネージャー、ジェームズ・ザオは、中国がより成熟し複雑な開発段階に入るにつれて、エネルギーと環境分野での課題がますます顕著に見られるようになっていると考えています。その結果、持続可能性とエレクトリフィケーションにおける変革とアップグレードは、さまざまな産業での市場成長の中核的な原動力となっています。モビリティ分野では、破壊的な変化が起こっており、川上、川中、川下産業のバリューチェーン全体において、再びエレクトリフィケーションのニーズが出現しつつあり、これはABBがまさに得意とするところです。ABBは、デジタル分野の専門知識とローカルのお客さまに対する深い洞察力により、中国の多くの企業がエレクトリフィケーションのアップグレードを実現し、エネルギー効率と資産管理の質、ならびにシステムの安定性を改善し、ローカル市場のみならず、世界市場でも競争力を高め、より価値を創造することを支援してきました。
ABBは市場の多様なニーズに対応するため、ACW2018で以下のような新しい製品を紹介しています:
- 電気系統向けABB AbilityTM Asset Health:設備資産の健全性を定量化、設備が故障する可能性を予測、システムのエネルギー消費をインテリジェントに評価、お客さまの運用条件の最適化に貢献します。デジタル技術を通じて、お客さまの運用・保守効率を40%まで改善、停電による損失を最大30%まで低減、エネルギー消費を最大15%まで最適化、受身的予防から予防保全へのインテリジェントなアップグレードを実現することができます。
- Tmax XTモールドケース型サーキットブレーカ、TruONETM自動切替スイッチ(ATS)、Ekip UPデジタルユニット等の次世代サーキットブレーカおよびスイッチ製品:ABB AbilityTM配電制御システム(EDCS)により、ユーザにとって最も便利な方法で配電システムのリアルタイム制御を実現することを支援するため、企業の日々の設備管理にデジタルイノベーションを適用し、インテリジェント配電設備のより広いポートフォリオを実現します。
- ABBのクラウドに接続された三相分散型パワーコンディショナ、PVS-50/60-TL:駐車場、倉庫、産業ビル向けの太陽光発電を利用するスマート商業ビルセクターにとって、PVS−50/60は、O&Mを簡素化し、さらには、設置全体のための総所有コストを最適化するのに役立つ理想的な解決策です。PVS−50/60はまた、最大70%までコミッショニング時間を改善し、既存のエネルギー管理および監視システムと統合するために他社製の装置とも容易に統合することができ、インストーラAPPを介した最先端の通信および制御を可能にします。
- Pmaxバスダクト:KEMAおよびASTA認証を取得、伝導率≥ 58MS/mを特徴とします。そのケーシングは、独自のツーピース構造設計です。210W/m·Kの熱伝導率により、優れた剛性と放熱性をもたらします。保護レベルはIP68に達します。鉄鋼炉向け真空遮断器VD4-AFは、運転コストの低減、設備の耐用年数の延長、保守およびロジスティクス労力の軽減、人員と資産の安全と保護などの新技術を搭載しています。VD4-AFは、真空技術と最新の革新的な作動システムに基づき、最高150,000回の開閉で性能の飛躍的進歩を実現し、重要なアーク炉用途およびプロセスにおけるブレーカの停止時間を低減します。
- インテリジェント・ビルディング・コントールシステム:KNXボイスコントロールは、スマートビルディングをよりスマートにします。快適性および効率性を改善し、エネルギーコストを30%削減するため、IPアクセスポイント、アプリケーションプログラミングインターフェース(APIs)、クラウドコンピューティング機能、および人工知能(AI)を介して、協調的な動作のために数百または数千のデバイスを接続、データを統合、制御タスクを完了させます。
- 新たにABBのラインナップに追加されたエレクトリフィケーション・プロダクト・インダストリアル・ソリューションズのフルレンジの製品:こちらは、今回のイベントで初お披露目となります。特に、無停電電源装置、UPS-TLEシリーズは、最大96%となる2倍の変換効率、1%未満の出力電圧ひずみ、およびオンラインホットプラグ、インテリジェントバッテリー管理、および遠隔監視など、充実したサポートを誇ります。
また、ACW2018の重要な一環として、11月13日、ABBの生産拠点兼研究開発拠点、ABB厦門ハブの設立を祝う開所式が行われました。ABB厦門ハブは、430,000㎡の面積に20億円(約3億ドル)を投資し、ひとつのプロジェクトとしてはABB中国における最大の投資プロジェクトであり、世界最大かつ最先端の製造拠点です。ABBは、中国市場に対するABBの信頼を示すことで、中国における事業展開、既存および潜在のお客さまへのサービスの向上、エレクトリフィケーション分野におけるABBのリーディングポジションを確保していきます。
ABB(ABBN:SIX Swiss Ex)は、ABB(ABBN:SIX Swiss EX)は、電力、一般産業、交通/社会基盤においてパワーグリッド、エレクトリフィケーション・プロダクト、インダストリアル・オートメーションおよびロボティクス&モーションの各分野で、世界中のお客さまに製品・サービスを提供している先駆的技術のリーダーです。それは、あらゆる種類の発電所からの電気を消費家に届け、天然資源から完成品に至るあらゆる産業を自動化するということ。Formula Eのタイトルパートナーとして、ABBはeモビリティの限界を押し広げ、持続可能な未来に貢献します。ABB は世界100か国以上に約147,000人の従業員を擁しています。www.abb.com
ABBは中国において、研究開発、製造、販売、サービスの全ての事業を行っており、142都市に40の現地法人と18,000人の従業員を擁します。オフライン・オンラインの販売チャネルは合計で300以上を数えます。