日立建機、ABBの革新的バッテリ技術を採用したフル電動ダンプトラックの試作車を完成

日立建機、ABBの革新的バッテリ技術を採用したフル電動ダンプトラックの試作車を完成

  • ダンプトラックをディーゼルエンジンから電動ドライブトレインに切り替えることで、採掘作業における温室効果ガス排出量を削減
  • ダンプトラックは、上り坂ではトロリー連結により動力を供給し、下り坂では回生ブレーキによりエネルギーを回収
  • ザンビアの銅・金鉱山で試作トラックの実証実験を開始

日立建機株式会社(以下、日立建機)とABBのトラクション事業部が共同開発を進めてきた大型鉱山用フル電動ダンプトラックが、最初のプロトタイプを完成させ、重要な段階を迎えました。このプロトタイプは、すでに工場内での初期試験を経て、2024年1月20日にザンビアのカンサンシ銅・金鉱山に出荷され、2024年半ば以降に実証試験と最終試験プログラムが実施される予定です。

この開発プロジェクトは、鉱業分野で高まる電動ダンプトラックの需要に応え、温室効果ガスの排出削減に貢献することを目的として、2021年に始動しました。ABBの革新的なバッテリ技術とエネルギー効率の高いDC/DCコンバータを活用することで、日立建機のトラックはディーゼルからフル電動バッテリ運転へ転換されます。これらのダンプトラックは、新しい車載電機システムを採用し、トロリー電源からエネルギーを引き出してモータに直接電力を供給するとともに、バッテリ蓄電システムに充電します。さらに、下り坂を走行する際には、回生ブレーキバッテリシステムを充電し、トラックがトロリーに接続されている際の充電負荷を軽減します。これにより、トラックは充電を中断することなく、連続運転し、高い生産性を維持することができ、高性能なバッテリエネルギーおよび熱管理システムがバッテリの耐用年数を最大化します。

平地での運転では、ダンプトラックは、内蔵バッテリで走行します。上り坂では、外部トロリーから電力を供給します。下り坂では、トラックは回生ブレーキから回収したエネルギーを使ってバッテリを充電します。これにより、ダンプトラックは使用するエネルギーを削減でき、好循環が生まれます。

ABBトラクションのモバイルe-Power部門責任者であるFabiana Cavalcanteは以下のように述べています。「日立建機との協力関係がこのような重要なステップに到達したことを嬉しく思います。このプロジェクトは、ダンプトラックの電動化に関わる問題への取組みを支援するだけでなく、温室効果ガスの排出削減を通じて低炭素社会の実現にも貢献します。プロトタイプがザンビアの銅・金鉱山でその能力を証明することを楽しみにしています」

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ABBモーションは、日々エネルギー効率を第一に考えながら、世界を回し続けています。テクノロジーのグローバルリーダーとして、ABBはお客さま、産業界、そして社会にとって低炭素な未来を実現するために、イノベーションの推進に尽力しています。デジタル技術を駆使したドライブ、モータ、サービスにより、ABBのお客さまとパートナーは、より優れた性能、安全性、信頼性を実現します。ABBは、専門知識と先進技術を組み合わせることで、あらゆる産業分野の幅広いアプリケーションに最適なドライブおよびモータソリューションを提供します。グローバルに展開するABBは、140年以上にわたり築いてきた電動パワートレインの経験を活かし、常にお客さまの近くにいます。

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