ABBのDodge Sleevoilベアリング、重要プロジェクトの成功の鍵に

オランダを拠点とするエアハンドリング分野における大手機械メーカであるVTK社は、実績ある信頼性、革新的な技術優位性、技術サポートを、マレーシア向け6基のファン建設プロジェクトにおけるABBの主要な選択要因として挙げています。

原油を精製して一連の石油化学製品に加工するには、加熱、気化および凝縮を含む一連の精巧な蒸留プロセスを必要とします。遠心ファンは、これらのプロセスの全体にわたり広く使用され、屋外の高温環境下およびプロセスにより発生する高熱を含む厳しい動作条件下で確実に機能しなければなりません。

 オランダのファンメーカであるVan Tongeren Kennemer(VTK)社は、マレーシアの製油所で温度が350℃に達するエチレン分解炉用ユニット向けに、6基のダブルインレット遠心ファンを建設する案件を受注しました。VTK社は、ファン、コンプレッサ、冷凍機およびそのシステムのプロセスエンジニアリングと製造のリーディングスペシャリストであり、1893年以来カスタマイズされたファンソリューションを提供してきました。VTK社プロジェクトマネージャー、Peter de Wildt氏によると、このプロジェクトの重要要件は信頼性であり、エンドユーザーは少なくとも6年間確実にファンを稼働させたいと望んでいました。

  「ファンが停止した場合、生産が停止し、1日当たり100万ユーロの損失が発生すると言われました」とde Wildt氏は述べました。「ベアリングはファンの設計において最も重要な部品なので、最も信頼できるベアリングを見つけるために、従来ベンダー以外で検討したいと考えました。私たちにとってさらに重要なことは、私たちの成功を確実なものにできる技術パートナーを見つけたいということでした」

 VTK社は最近、ABBのDodge Sleevoilベアリングを知り、先ずは小さなファンプロジェクトに2個採用しました。ABBの技術サポートレベルと製品の品質に満足したVTK社は、製油所プロジェクトにてABBをパートナーとして選び、Dodge RTLシリーズのハイドロダイナミックベアリングを採用しました。

 「Dodge Sleevoilベアリングは、競合するベアリングと比較して、対応可能な負荷条件と最大速度が高く、この用途に最適です」とde Wildt氏は説明します。「私たちは、すべての計算においてABBのベアリング技術専門チームと密接に連携し、指定された要件のすべてを満たすカスタマイズされたベアリング設計を考案しました」

  RTLベアリングはまた、高温環境下における用途において非常に高い性能を提供します。ABBのオランダのDodge製品マネジャーであるLeon Benneは、ベアリングの独自の水冷設計が効果的な熱放散をもたらすと述べています。

 「クーラントチャンバは、ベアリングライナ内に直接配置され、ラジアル荷重セクションとスラストプレートの両方を可能な限り熱源の近くで冷却します」とBenneは説明します。「このメンテナンスが容易なシステムは、ベアリングをその設定動作温度範囲内で確実に作動させます」

  ベアリングは、動作温度を監視するRTD(Resistance Temperature Detector)センサと、振動監視用の加速度計を搭載しています。6基のファンはすべて出荷前に試験運転し、記録されたすべての変数が規定範囲内であったとde Wildt氏は報告しています。ベアリング表面の損傷も検査しましたが、何も発見されませんでした。

  「このプロジェクトを通じて見いだしたことは、Dodge Sleevoil ベアリングが、その堅固で頑丈な構造により、この用途に完全に適合することです」とde Wildt氏は述べています。「また、私たちは期待通りの技術サポートをABBから受けました。私たちは、これらのベアリングの信頼性が高いことを十分理解したので、同様な用途のために今後再び選択することでしょう」

  • VTK製油所プロジェクト用に設計されたDodge Sleevoilベアリングは、連続運転ファン用途で長寿命を提供する独自の水冷ジャケット設計を利用しています。
  • Dodgeオイルろ過システムを加え、有害な粒子を除去するために連続的なオイル循環を提供することによってベアリングの寿命を延ばしました。
  • VTK社は、ABBのDodge Sleevoilベアリングを、製油所用に設計された6基の遠心ファンに採用しました。

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