トクヤマ南陽工場
山口県南西部に位置するトクヤマ南陽工場は、国内最大級のセメント工場で、アジア、オセアニア、日本のお客さまに高品質のセメントを供給しています。1938年のセメント製造開始以来、セメント生産だけでなく、環境保護優先のプロセスへも積極的に取り組んでいます。
キルンの熱エネルギー消費量を3%削減 高い製造品質を維持しつつ、操業の改善により達成 |
手動操作の回数を約70%削減 ABBの技術によりキルン操業を自動化することで達成 |
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トクヤマは、副産物、原料廃棄物、地元の代替燃料を取り入れた効率的で持続可能な技術に投資してきました。また、年間生産能力は454万トンで、効率を改善するごとにインパクトが生まれます。
ABB Ability™ Expert Optimizer
そこで活躍するのがABBAbility™ Expert Optimizerの技術です。この先進的なシステムは、焼成炉、キルン、冷却器にわたる工業プロセスを制御し、安定化、最適化します。
工場運用の質の均一化 と運転効率向上をねらい、ABB Expert Optimizerを採用しました。Expert Optimizerの自動運転により、削減された時間で別の作業に取り組むことができるようになりました。このソリューションは、若いオペレータが効率的に運用のノウハウを習得するサポートにもなると考えています。
株式会社トクヤマ セメント製造部 柿本竜太氏
このABBの技術を活用することで、セメントのような需要の高い材料を、より効率的でエネルギー消費量の少ない方法で製造することができます。
Expert Optimizerは、オペレータを模倣し、偏差の少ないシャープな制御を実現します。すでに南陽工場での生産過程に効率性と持続可能性のメリットをもたらしています。デジタルアプリケーションであるABB Ability™ のポートフォリオの一部として、Expert Optimizerはお客さまの工場におけるデジタルトランスフォーメーションと持続可能な目標をサポートしています。
ABBジャパン プロセスインダストリ事業部長 依田裕道
また、「ABBとトクヤマがリモートワークのコラボレーションを成功させたおかげで、COVID-19の期間中であってもシステムの設置を実現できました」と付け加えます。
ABB Abilityは、低炭素の未来に貢献するソリューションを提供しています。ABBの技術がトクヤマの工場にてどのように役立っているかについて、詳しくはこちら