- 新IRB 7710およびIRB 7720は、より幅広いポートフォリオとともに、約50種類のバリエーションで新たなレベルの柔軟性と選択の幅を提供
- 新シリーズはエネルギー消費量を最大30%削減1
- 最新のロボットは自動車、一般産業、物流などの産業での使用に最適
ABB ロボティクスは、新型IRB 7710およびIRB 7720を発表し、モジュール式大型ロボットのラインナップを拡充します。IRB 5710-IRB 5720およびIRB 6710-IRB 6740との組み合わせにより、70kgから620kgの可搬重量に対応する合計46種類のロボットを提供し、お客さまのオペレーションに新たなレベルの柔軟性、選択肢、性能を提供します。
ABBのロボティクスディビジョンプレジデントのマーク・セグーラは、次のように述べています。「企業が生産性や持続可能性の目標を達成するために新しいテクノロジーやコンポーネントを導入する中、ABBは、お客さまが業務を効率的に遂行するために最適なロボットやバリエーションを選択できるよう、モジュール型の大型ロボットポートフォリオを設計してきました。メカトロニクスプラットフォーム、産業用ロボット、協動ロボット、AMRなど、市場で最も包括的なポートフォリオを持つABBの最新ロボットは、お客さまの労働力不足を解消し、競争力を維持しながら持続可能な事業運営を支援します」
ABBの新IRB 7710およびIRB 7720ロボットは、16の新しいバリエーションを提供し、様々な業界のアプリケーションをサポートするのに理想的です。オペレータは、電気自動車(EV)、ハイブリッド車、従来の自動車生産など、プレスの自動化、ボディインホワイト、EVバッテリの製造、最終組立てなど、さまざまなアプリケーションに対応する理想的なロボットを、幅広いABBロボットから選択することができます。これらのロボットは、ギガキャスティング、高速プレステンディング、パレタイジングなどの重量物の組立や、機械加工、摩擦攪拌接合などの高精度アプリケーションに最適です。
OmniCoreTMを装備した新型ロボットは、最大1600mm/秒の高速動作と最大620kgの可搬重量で複数のロボットを動作させた場合でも、0.6mm以下の軌跡精度でクラス最高レベルのモーションコントロールを実現します。また、サイクルタイムが最大25%短縮され1、生産性と品質がさらに向上します。 自動車産業では、最新のOmniCoreコントローラを装備した新型IRB 7710が、ロボットプレスラインの生産量を毎分12ストロークから15ストロークに引き上げ、1時間当たり900個の部品を生産することができるようになります。さらに、建設分野では、新型ロボットがモジュール式建築の成長をサポートし、鉄骨建築のフレーム建設や表面仕上げが可能で、スピードと品質が向上します。
IRB 7710のエネルギー効率に優れた設計とOmniCoreの回生技術の組み合わせにより、最大30%のエネルギー削減1を達成し、内蔵のパワーパックによって電力をグリッドに戻すことができます。
ABBの新しい大型ロボットは、2024年5月6日から9日まで米国シカゴで開催されるAutomate Showで初披露されます。 ABBのブースに設置される自動車生産セルで、車体部品のマテリアルハンドリング、スポット溶接、アーク溶接を行います。新IRB 7710およびIRB 7720を含むABBのモジュール式大型ロボットポートフォリオに関する詳細は、https://new.abb.com/products/robotics/robots/articulated-robots/irb-7710【英語】でご覧いただけます。
1 – IRB 7710は、前モデルIRB 7600と比較し、同じ可搬重量500kgで前モデルコントローラIRC 5を使用。