ABBは本日、Aurora Motorsの買収契約の締結を発表しました。今回の買収により、信頼性の高い製品ポートフォリオ、30カ国にわたる長年の取引実績と経験豊富なお客さま中心の販売体制、そして戦略的サプライヤとの強固なパートナーシップがもたらされます。Aurora Motorsは竪型ポンプ用モータを米国において、400万ドル規模で提供しているプロバイダです。エンジニアリングおよび事業拠点は中国の上海で、本社および配送センターはカリフォルニア州ヘイワードに展開しています。財務条件は開示されておらず、この取引は2024会計年度末までに完了する見込みです。
今回の取引は、モーションビジネスエリアの収益成長戦略の一環であり、NEMAモータディビジョンは、製品ラインナップの拡充、サプライチェーンの拡大、グローバルなお客さまへのサポートの改善を可能にします。
「この買収は、当社のグローバルな事業展開を拡大するだけでなく、主要な市場における未開拓分野を補充する戦略的な動きで、イノベーションを強化し、世界中の当社のお客さまに卓越した価値を届けるという当社のビジョンに沿ったものです」とABB NEMAディビジョンプレジデントの Jesse Hensonは述べています。「Aurora Motorsの専門知識を統合することで、私たちは成長を加速させ、業界標準を再定義し、ステークホルダーの長期的な成功を確実なものにします」
「Auroraの竪形ポンプモータ分野における豊富な経験と専門知識と、ABBの業界トップクラスのオペレーションと卓越性への献身を組み合わせることは、本当に素晴らしいことです」とAurora Motorsの代表取締役社長のConroy Shum氏は述べています。
世界的なNEMAモータ業界は、およそ34億ドル規模*で、主に北米で使用される産業用モータにより構成されています。NEMAモータは、食品・飲料、石油・ガス、鉱業・採石業、上下水道などの産業における設備や、空気、液体、ユニットを移動させるアプリケーションで使用される重要なコンポーネントです。
ABBは、エレクトリフィケーションとオートメーションのグローバルテクノロジーリーダーであり、より持続可能で資源効率の高い未来の実現を目指しています。エンジニアリングとデジタル化の専門知識を結び付けることで、産業のパフォーマンスを高め、効率性、生産性、持続可能性を向上させ、優れた成果を生み出せるよう支援します。私たちは、これを「Engineered to Outrun」と呼びます。140年以上の歴史を有し、世界中に105,000人以上の従業員を擁するABBは、スイス証券取引所 (ABBN) および ナスダック・ストックホルム (ABB) に上場しています。
ABBモーションは、モータとドライブのグローバルリーダーであり、より生産的で持続可能な未来を加速する中核を担っています。 私たちは、お客さま、産業界、社会のために、エネルギー効率、脱炭素、循環型ソリューションに貢献するため、革新的な技術を開発し、その可能性を押し広げています。 デジタル技術を駆使したドライブ、モータ、サービスにより、ABBは、お客さまとパートナーが、より優れた性能、安全性、信頼性を実現できるようサポートします。ABBは、世界の産業がよりリーンでクリーンであり続けることを目指し、あらゆる産業分野の幅広い用途にモータ駆動ソリューションを提供しています。 140年以上にわたる電動パワートレインに関する専門知識を活かし、世界100カ国で22,000人以上の従業員が日々学び、成長しています。