ABBのインバータ一体型IE5モータEC Titaniumを日本エア・リキードが試験導入

ABBのインバータ一体型IE5モータEC Titaniumを日本エア・リキードが試験導入

  • 産業ガスのパイオニアである日本エア・リキード合同会社がIE5超高効率のインバータ一体型モータ EC Titaniumを試験導入
  • EC Titaniumに置き換えることで、従来のIE3モータの直入れ起動と 比較し約40%の省エネ・IE3モータのインバータ駆動と比較し約10%の省エネを実現

ABBのIE5超高効率インバータ一体型モータEC Titaniumが、産業ガスのパイオニアである日本エア・リキード合同会社(以下、日本エア・リキード) の尼崎工場に試験導入されました。これにより、日本エア・リキードとしてカーボンニュートラル実現に向けた取り組みに向け、有効であると判断するデータが得られました。

日本エア・リキードでは、持続可能な発展の実現のため、エネルギーの効率化やCO2排出量削減に取り組み、2050年までにカーボンニュートラル達成を掲げています。この目標を達成するためには、モータの高効率化が重要であり、IE5超高効率モータを試験導入しました。ABBのインバータ一体型 EC Titaniumは、従来のインバータ別置きタイプと比べ、インバータ盤の設置が不要で配線工数が削減され、置き換えが簡単です。

EC Titaniumに置き換えたポンプ
EC Titaniumに置き換えたポンプ
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日本エア・リキードは、省エネ性の検証のためEC Titaniumを導入し、実証試験を行いました。実証は、IE3モータの直入れ起動との比較・IE3モータのインバータ駆動との比較です。その結果、EC Titaniumに置き換えることで従来のIE3モータ起動と比較して約40%・IE3モータのインバータ駆動と比較して、約10%の省エネ効果を実現しました。これにより、今後省エネができていない旧JISモータからEC Titaniumの導入の検討を進める予定です。

「ABBのIE5超高効率モータが、国内のお客さまのカーボンニュートラルの取り組みに貢献できることを大変嬉しく思います。モータのエネルギー効率化は省エネの要であり、ABBは多様なタイプのIE5超高効率モータをラインアップすることで、幅広いニーズに応じた高効率化を実現します」とABB株式会社モーション事業本部 IECLVモータ&NEMAモータ事業部 事業部長の高橋優介は述べています。「IE5超高効率モータは部分負荷時でも高い効率を維持し、実際の運転環境におけるエネルギー効率改善に寄与します。また、インバータ一体型ソリューションにより、設置や初期設定を容易に行うことができ、お客さまの省エネ推進をサポートします」 

日本エア・リキード合同会社は産業・医療ガス 及び ガス関連機器・関連サービス/大型空気分離装置などのプラントエンジニアリング事業を行っています。

ABBモーションは、モータとドライブのグローバルリーダーであり、より生産的で持続可能な未来を加速する中核を担っています。 私たちは、お客さま、産業界、社会のために、エネルギー効率、脱炭素、循環型ソリューションに貢献するため、革新的な技術を開発し、その可能性を押し広げています。 デジタル技術を駆使したドライブ、モータ、サービスにより、ABBは、お客さまとパートナーが、より優れた性能、安全性、信頼性を実現できるようサポートします。ABBは、世界の産業がよりリーンでクリーンであり続けることを目指し、あらゆる産業分野の幅広い用途にモータ駆動ソリューションを提供しています。 140年以上にわたる電動パワートレインに関する専門知識を活かし、世界100カ国で23,000人以上の従業員が日々学び、成長しています。  

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