ABBは自律化への道を開きます

ダボスで開催された2019年世界経済フォーラム年次総会では、より大きな国際協力の新たな時代、第4次産業革命のさらなる進化が注目され、自律システムは、私たちの動力、生産、仕事、生活、移動の将来に影響を及ぼす重要な技術となるでしょう。

今日の前例のない技術革新とデジタル化の世界において、ABBは変化する状況に適応し、学習することさえできる産業用自律システムの未来を描いています。これらの新しいシステムは、生産性、エネルギー効率、および安全性の改善をもたらします。

ABBはますます高度化された自律技術の開発を推進し、前例のない可視性と機器、プラントおよびシステムに対する制御を可能にすることで産業を変革します。そして、ABBは、領域の深い専門知識、統合されたソリューション、およびABB Ability™デジタルオファリングによりお客さまへ実績のある価値を提供し続けます。

未来の工場への投資と自律操船

ABBはデジタル産業における先駆的技術のリーダーとして、世界最先端の自動化された上海のロボット工場の建設に1億5,000万ドルを投資しました。この新しい施設には、ABB Corporate Researchの研究者とエンジニアが最先端の産業用AI革新を加速させるための研究開発センターがあります。

ABBはすでに世界最先端の未来の工場を運営しています。ドイツのハイデルベルクにあるABBのインダストリー4.0工場は、サーキットブレーカーを製造しています。この工場は、高度なロボット工学、コネクティビティ、およびデジタライゼーションにより、以前の3倍となる製品バリエーションの生産効率を達成しました。

自律技術が進歩する中、海運・船舶セクターは市場機会の一つです。ABBは最近、自律輸送において大きな一歩を踏み出しました。世界初となる既存の旅客船の画期的な遠隔試験において、砕氷型客船Suomenlinna IIが、ヘルシンキ港を経由して遠隔操縦されました。これは、人間がどこからでも船を監視できる強力な証明であり、完全自律型コンテナ船の将来に向けた足がかりとなります。

Suomenlinna II ferry remotely piloted through the Helsinki harbor
Suomenlinna II ferry remotely piloted through the Helsinki harbor

ABBは自律システムが価値を提供できる他の分野を追求しています。セーフティークリティカルな要素がある石油・ガス分野では、安全上の理由から現場の人員削減が重要です。遠隔操作を可能にする自律システムは、この目標を達成するのに寄与します。ABBはまた、リアルタイムプロセス最適化のためのより高度化した自動化のロードマップにより、マイニングを次の段階へ進めています。鉱山がより自動化され、デジタル化され、接続、最終的には、地下に人がいなくても完全に自律する鉱山になる可能性があります。

ABBはデジタル産業を強化します

あらゆる産業において、ABB Ability™デジタルオファリングは、自律技術をさらに発展させます。ABB Ability™ソリューションは、スマートセンサからのデータを利用し、高度なソフトウェアを適用してシステムの状態を継続的に評価し、予測警告を発します。これらの機能は、自律型産業プラントの重要なイネーブラーとなるでしょう。

世界規模で拡大しているABB Ability™ Collaborative Operations Centersのネットワークは、データ駆動型の意思決定支援を提供することで、未来への方向性を示します。これは、完全な 自律的オペレーションに向けた第一歩と考えられます。現場に設置されたスマートセンサおよびオペレーションクリティカルシステムは、機器の状態および性能に関するデータをCollaborative Operations Centersに送信します。そこで、ソフトウェアによる高度なデータ分析が実行されます。結果は、お客さまの協力のもとABBの専門家によって評価され、潜在的な問題の発見、予防保全の助言、パフォーマンスの改善方法の決定につながります。これらのグローバルな運用から収集された情報は、ABBの研究者が自動化された意思決定のダイナミクスとニュアンスをよりよく理解するのに役立つでしょう。これにより、自律性をさらに高めることができるシステムの開発に向けた貴重なインプットが提供されます。

自律システムにおけるリーダーシップは、産業用AIに対する広範なコミットメントを必要とします。ABBは社内研究を通じ、またベンチャーキャピタル部門である、ABB Technology Venturesを通じたAIスタートアップとの提携により、その最先端に立っています。グループ内には、7カ国、9カ所にあるABB Corporate Researchの科学者とエンジニアが、産業用AI研究に取り組んでいます。

自律技術は人間のポテンシャルを増幅します

重要なことは、自律システムと産業用AIは、人間を置き換えることではなく、潜在能力を増幅するために人間の認知能力を高めることにより、仕事に革命をもたらすということです。私たちは今日すでに見てきたことから将来を描くことができます。最先端の自動化システムはすでに、多くのオペレーションおよびプロセスを、通常の条件下で人間の介入なしに実行できます。これにより、人は、より複雑で構造化されていないタスクに集中することにより、効果的に「スキルアップ」することが可能になりました。

未来の工場において、自律システムは、オペレーターがタイムリーにより良い決断を下すことを支援します。これにより、専門家は日常的な反復作業から解放され、より価値の高い活動に集中することができます。近い将来、人間と自律システムがパートナーとなり、人間が最終的な決断を下すことになるでしょう。

未来の自律工場では、人が協働ロボットと並んで働きます。自律システム、産業用AI、およびABBの協働ロボットYuMi®の組合せにより、ABBのお客さまは、グローバリゼーション4.0時代において成功するために必要とされる、より幅広いオーダーメイドおよびカスタマイズされた製品を製造することができます。そしてより効率的、経済的、さらに最も重要なことは、地球を消費することなく貴重な資源を活用し、環境に適合した方法で行うことでしょう。

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