ABB、初の中国産クルーズ船に技術提供

The Azipod® steerable propulsion systems, also used for the construction of China’s first ever home-grown cruise ship, due for delivery in 2023.
The Azipod® steerable propulsion systems, also used for the construction of China’s first ever home-grown cruise ship, due for delivery in 2023.

ABBのクルーズ船技術に関する深い専門知識は、中国の造船産業の進化における重要なマイルストーンを支えています。デジタル産業に注力する先駆的技術のリーダーであるABBは、初の中国産クルーズ船建造のため、2つのAzipod®推進システムを含む統合型電力供給・電気推進パッケージを供給します。

クルーズ船は、2023年に納入が予定されており、全長323メートル、乗客定員5,000名で、中国の旅行者好みに設計されています。産業団体クルーズライン国際協会(CLIA)によると、中国のクルーズ旅客数は2025年までに年間1000万人に達すると見込まれています。

ABBは、クルーズ船からその他の船舶セグメントに至るまで豊富な経験を有し、南極からカリブ海に至るまでのあらゆる場所で船舶を運航できる電気推進、エレクトリフィケーション、自動化に関する実証済みのソリューションを提供することができます。この統合的なソリューションの鍵は、ブリッジコマンドからAzipod®電気推進システムおよびお客さまを24時間年中無休でサポートするグローバルサービスネットワークが含まれます。

海事産業が新しいエネルギー源と自律した操業に向かうにつれて、ABBの電気、デジタル、接続技術はモビリティの将来を再定義し、中国および世界中の船舶輸送に新しいレベルの信頼性、効率性、持続可能性をもたらします。

ABBのAzipod®電気推進システムは、ギアレスで操舵が可能な推進システムで、電気駆動モータを船外の海中にあるポッドに格納しています。Azipod®電気推進システムは、従来のシャフトライン推進システムと比較して燃料消費を最大15%削減するほか、騒音や振動を削除する、実証済みの能力を備え、1990年の上市以来、クルーズセグメントにおける業界標準となっています。昨年、ABBはクルーズ船向けの100番目となるAzipod®の注文を獲得しました。Azipod®のシステムは、第1号機の設置以来、1,500万超運転時間を累積し、70万トンを超える燃料を節約し、海洋の二酸化炭素排出量を削減しています。

新中国船へのABBの供給は、ジェネレータ、配電盤、配電変圧器およびAzipod®設備の制御システムと発電システム一式を含みます。

電気推進の船舶は、デジタル化のための独自のプラットフォームを提供するため、自動化およびソフトウェアソリューションを推進システムと統合することが、飛躍的に容易になります。これにより、船舶運航者は、より多くのデータを収集および分析し、より良い決断を下し、最終的には、エネルギー効率を含む船舶の性能を改善することができます。ABBの専門家は、ABB Ability™ Collaborative Operation Centerインフラストラクチャを利用して、Azipod®クルーズ船フリートの動作パラメータを監視し、遠隔機器分析、診断、および予測保守サービスを連携させることができます。ABB Ability™は、すべての事業領域にわたるデジタルソリューションおよびサービスのABBの革新的なオファリングです。さらに、陸上へのより大きな接続性は、エネルギー効率およびメンテナンスの最適化のためのツールにより多くのデータ供給が可能となり、高度な分析を活用することができます。

このクルーズ船は、中国クルーズ&ヨット産業協会の予想では、今後10年から20年間で米国に匹敵する規模となるペースで発展している中国のクルーズ市場を支えます。中国の膨大な消費市場の潜在力と国内造船の急速な進展により、今後10年間でクルーズ旅行の需要は大きく伸び、世界有数のクルーズ国家になることが広く期待されています。

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