ABB、さらなるグリーン輸送に向けてeバス充電ポートフォリオを拡充

柔軟で自動化されたパンタグラフはeバスフリートのより効率的な運用を実現し、持続可能な公共輸送に向けた広範な充電ソリューションを完成させます

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世界中の都市における大気汚染レベルの上昇と、よりクリーンな輸送へのより強い公約を受けて、電気バスは都市のCO2排出量を削減すると同時に、運用コストを低減させる絶好の機会を提供します。世界の電気バス(eバス)市場は、2025年までの平均成長率が16.6%と予測されています*。これは今後7年間で2倍以上になることを意味します。この驚異的な成長と相まって、ABBは、eバス充電ポートフォリオの新製品Panto Upを発表し、eモビリティの変革に取り組んでいます。Panto Upはバスの屋根に設置されたパンタグラフでバスを充電します。

Panto Upは、ABBのバスステーション用連続充電システムと組み合わせ、電気バスの大型フリート向けに柔軟で効率的かつ完全自動化された充電ソリューションを提供します。このソリューションは、屋根にパンタグラフが設置されたバスを限られた車庫内スペースで充電するために開発されました。

充電ポールが簡単に設置できるPanto Upは、同時に3台までのバスを50-150kWで夜間連続充電できます。また、日中はバス路線の終点のOpportunity chargingスポットに、150-600kWを供給し、通常の運行に影響を与えることなくゼロエミッションの公共輸送を確保する理想的なソリューションを提供します。

「Panto Upは二酸化炭素排出量を削減し、コストを最小限に抑え、フリートのパフォーマンス管理の強化を望む事業者にとって、自動充電が実現可能な選択肢となることを目指す我々の重要なマイルストーンです」と、ABBのEV充電事業のグローバルヘッドであるフランク・ミューロンは述べました。「充電ポートフォリオの継続的な拡充により、ABBはフリート規模にかかわらず、世界中のすべてのeバス事業者のさまざまな要件に対応できるようになりました。持続可能な公共輸送の一層の普及を推進する必要性は明確であり、我々は、充電技術における継続的な革新により、この移行実現に貢献できることを誇りに思います」

Panto Up 1 cabinet contractor render
Panto Up 1 cabinet contractor render
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Panto Upは、デジタルおよび接続ソリューションであるABB Ability™の一部の、遠隔診断とマネジメントツールを利用できます。これらの高度なサービスは、機器の高い稼働時間を確保し、問題に対する迅速な対応を可能にし、充電作業に関する強力な統計を企業に提供します。

現在、ABBは、EVインフラにける世界的リーダーです。電気自動車、電気およびハイブリッドバス、さらには船舶、鉄道までにわたる充電ならびに電化ソリューションを提供しています。ABBは2010年にEV充電市場に参入し、今日では73か国に10,500台以上のABB DC高速充電器が設置されています。

* P&S Intelligence

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