ABB、世界初の5GとAIを活用した産業用アプリケーションをフィンランドの自社ドライブ工場に導入

ABB、Atostek、Teliaの3社による共同パイロットプロジェクトで、5G無線技術と人工知能(AI)を取り入れた新しい産業用ソリューションの基盤を構築

ABBは、フィンランド・ヘルシンキのPitäjänmäki工場にて、ドライブの組立作業をサポートする5G無線技術を活用した世界初の産業用人工知能(AI)アプリケーションの試験運用を行っています。ABBは携帯電話事業者Teliaおよび産業用アプリケーションを専門とするソフトウェアエンジニアリング会社Atostek Oyとの共同でこのソリューションを実装しています。

AIアプリケーションは、カメラでドライブ組立作業を監視し、お客さまの注文および作業指示通りに適切に組み立てられていることを確認することで工場の作業者をサポートします。高速5G接続は作業者にリアルタイムのフィードバックを提供し、紙媒体の作業指示書に従うより組立作業を著しく簡単にできるので、品質向上に貢献するでしょう。

AtostekはコンピュータビジョンとAIアプリケーションを担当しています。Teliaはシステムの高速5Gモバイル接続を提供し、データセンタのアプリケーションに必要なコンピューティング容量を提供しています。このプロジェクトは段階的に導入され、2019年6月に本格的に稼動予定です。

このアプリケーションはパワーモジュールの組立ラインに使用されます。製造品質維持に不可欠であり、同じ製品の数十もの異なるバージョンが同じラインで組み立てられるため作業者に必要とされています。

「人の専門知識と組み合わせることでAIの潜在力は最大となり、作業者を新しい方法でサポートするという目標がこのプロジェクトの中心となります」とABBシステムドライブのグループバイスプレジデントであるクリス・ポインターは述べています。「最も優れているのは、このリアルタイムの品質保証システムが、生産ラインの品質と生産性を向上させるだけでなく、人的ミスによるストレスを軽減して職場での幸福度を向上させることに役立つことです」

5Gはこれまで可能であったよりはるかに広い範囲で無線技術を適用することを可能にし、今後数年間で大幅にグローバル生産を後押しすると予想されます。5G AIソリューションを導入することにより、ABBとそのパートナーは、将来、大容量通信と高い計算能力を必要とする産業用アプリケーションをスケーラブルな形で場所を問わず実装する方法を研究しています。たとえば、AIアプリケーションを企業のリソース計画システムと統合することができるでしょう。

ヘルシンキにあるABBのドライブ工場は、低電圧ドライブ開発におけるABBの主要部門で、従業員数は約1,300人です。ABBのドライブビジネスは世界80か国以上で約6,000人の従業員を擁しています。

ABB (ABBN: SIX Swiss Ex)は、デジタル産業に包括的なオファリングを提供する先駆的技術のリーダーです。130年以上にわたり、技術革新の歴史を重ね、ABBは今日、全ての産業を網羅するABB Ability™デジタルプラットフォームを基盤として、エレクトリフィケーション、インダストリアル・オートメーション、モーションおよびロボティクス&ディスクリート・オートメーションのお客さま本位の4事業で、世界的にデジタル産業をリードしています。市場を牽引してきたABBのパワーグリッド事業は、2020年に日立製作所に事業譲渡します。ABBは世界100か国以上に約147,000人の従業員を擁しています。 www.abb.com

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