ABB、日立製作所から需給調整市場システム向けソフトウェアソリューションを受注

ABB、日立製作所から需給調整市場システム向けソフトウェアソリューションを受注

国内において効率的かつ信頼性の高い電力供給に貢献

ABBはこのたび、日立製作所(以下、日立)から、需給調整市場システム向けソフトウェアソリューション「ABB Ability™ Network Manager Market Management System (MMS)」を受注しました。MMSは、需給調整市場の運営をサポートする先進的なアプリケーション群と、基盤となる最新のITインフラで構成されており、東京電力パワーグリッド株式会社と中部電力株式会社が全国の一般送配電事業者を代表して開発を行う需給調整市場システムのニーズに応えるソリューションとして採用されました。

MMSは、2021年4月に創設される需給調整市場における市場取引を実現するプラットフォームとなります。国内では電力システムの改革が進んでおり、この先進的なデジタルソリューションは、一般送配電事業者が調整力を効率的に調達するために使用されます。このため、市場の効率化に加え、安定的かつ確実な電力供給にも貢献していきます。

「日立とABBは、MMSを導入することで、需給調整市場の効率的で信頼性の高い市場運営を実現します。両社の強力なパートナーシップは、日本の電力システムの発展とデジタル化の旅路を支え、より強固で、よりスマートで、よりグリーンなグリッドの構築に寄与して参ります。」と、ABBパワーグリッドビジネスのグリッドオートメーションビジネスラインヘッドであるMassimo Danieliは述べています。

ABBのMMSは、先駆的かつ革新的なソリューションとして、欧米の需給調整市場において導入実績を有しています。電力システムの信頼性を維持しながら、システムの効率的かつ持続可能な運用を保証する、実証されたソリューションです。

日立とABBは、2017年12月にパートナーシップ契約を締結し、国内においてMMSを含む複数のソフトウェアソリューションを対象とした協業を開始しました。このような従来の提携関係を踏まえ、日本の電力システムにおけるデジタル化のニーズに応えるべく取り組んでいます。両社はこのパートナーシップにより、国内で様々な電力機器やシステムを提供してきた日立の技術と蓄積されたノウハウ、そしてABBの実績あるソフトウェア技術を組み合わせ、日本の電力事業者をサポートして参ります。

ABB (ABBN: SIX Swiss Ex) は、デジタル産業に包括的なオファリングを提供する先駆的技術のリーダーです。 130年以上にわたり、技術革新の歴史を重ね、ABBは今日、全ての産業を網羅するABB Ability™デジタルプラットフォームを基盤として、エレクトリフィケーション、インダストリアル・オートメーション、モーションおよびロボティクス&ディスクリートオートメーションのお客さま本位の4事業で、世界的にデジタル産業をリードしています。市場を牽引してきたABBのパワーグリッド事業は、2020年に日立製作所に事業譲渡します。ABBは世界100か国以上に約147,000人の従業員を擁しています。www.abb.com

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