ABBの取締役会は、全会一致でビョルン・ローゼングレンをCEOに指名しました。彼はABBに2020年2月1日付で入社し、現CEOピーター・ボーザーの任務を2020年3月1日付で引き継ぎます。この時点でボーザーは、取締役会会長に専念すべく同ポジションに戻ります。
ビョルン・ローゼングレン(60)は、スウェーデン国民で、インターナショナルビジネス、インダストリービジネスのリーダーとして、豊富な経験を有します。2015年から世界的グローバルエンジニアリングリーダー、サンドビックのCEOとして、分散型組織を成功裏に推進し、収益性ならびに財務体質の双方を改善しました。それ以前は、船舶用エンジンおよびエネルギー関連製品の製造販売、サービスを提供するバルチラのCEOを務め(2011~2015)、それ以前の約13年間(1998~2011)、サステイナブルな生産ソリューションの世界的リーダーであるアトラスコプコで、様々なマネジメントのポジションを歴任しました。
「取締役会は、折り紙つきの価値創造力と経営手腕を備えたビョルン・ローゼングレンがABBを率いることを嬉しく思います。これらの手腕は、ABBが変革の次のステージで必要となるものです」とABBの会長兼現CEO、ピーター・ボーザーは述べています。「調査を行う中で、我々取締役会は、ビョルン・ローゼングレンが最も相応しい候補者であると確信しました。彼はいかに分散型組織を構築し、人々に権限を与え、協力し、高いパフォーマンスを上げる文化を明示するかを理解しています。私たちの強固なマネジメントチームとともに、ABBの戦略を推進し、長期的価値をすべてのステークホルダーに届けるでしょう」
CEOに指名されたビョルン・ローゼングレンは、「私が現在のコミットメントを完了させたのちに、真のグローバルの技術リーダーであるABBに参画する機会を得たことを光栄に思います」と述べています。「ABBは製造業が重要な時期を迎えている時に、世界のお客さまのニーズにユニークな技術とデジタルソリューションポートフォリオで生産性を高めるべく応え続けなければなりません。世界中のABBの新しい仲間とともに働き、グループの戦略を推進し、事業、人々に権限を与えることで価値を高めていくことを楽しみにしています」
ABB (ABBN: SIX Swiss Ex)は、デジタル産業に包括的なオファリングを提供する先駆的技術のリーダーです。 130年以上にわたり、技術革新の歴史を重ね、ABBは今日、全ての産業を網羅するABB Ability™デジタルプラットフォームを基盤として、エレクトリフィケーション、インダストリアル・オートメーション、モーションおよびロボティクス&ディスクリート・オートメーションのお客さま本位の4事業で、世界的にデジタル産業をリードしています。市場を牽引してきたABBのパワーグリッド事業は、2020年に日立製作所に事業譲渡します。ABBは世界100か国以上に約147,000人の従業員を擁しています。 www.abb.com
この情報は、ABBがEUの市場乱用規制に従って公表する義務がある情報です。本資料は、2019年8月11日23時30分(CEST)に、公表のため提出されたものです。