2015年2月5日、スイス、チューリッヒ発 -電力とオートメーション技術のリーダーであるABBは、商用では世界初のプロジェクトのひとつで、ペトロナス第2基目のFLNG設備となる浮体式洋上天然ガス液化貯蔵プラント(FLNG)向け電気システムを5000万米ドル超で受注しました。
当プロジェクトは「PFLNG2」と呼ばれ、日本のEPC事業者である日揮株式会社(JGC)と締結し、2014年第4四半期の業績に反映されます。当プロジェクトにおいてJGCは、FLNGのプラットフォーム建設を手掛ける韓国のサムスン重工業株式会社と企業コンソーシアムを組んでおり、エンドユーザはマレーシアの石油会社ペトロナスです。
当プロジェクトにおいて、ABBは電力システムの最適化をサポートします。具体的には変圧器、配電盤、モーターコントロールセンター(MCC)および電源管理システム(PMS)の設計と製造を請け負います。加えてABBは機器の設置およびシステムへの電力供給を確実にする電力系統の構築も担っています。
「先駆的なこのプロジェクトにおいて、JGCに指名していただいたことは喜ばしいことです。浮体式洋上天然ガス液化貯蔵プラントの市場は大きな可能性を持っています。洋上プラントに対する長年の経験と世界に広がる生産拠点、および革新的なソリューションを有するABBは、海上石油ガス業界において優位な位置にあります。ABBがエンジニアリングを行う電気システムソリューションは、海上環境下向けの最新の技術を取り入れ、PFLNG2に要求される高度な性能を満たすための安定的な電力供給を確保する、安全なソリューションとなっています。」とABBプロセスオートメーション事業の責任者であるピーター・ターウィッシュは語っています。
FLNGは長年にわたり魅力的なコンセプトと考えられており、英国の世界的なエネルギーサービス部門の調査、分析、戦略に特化した独立系調査会社であるダグラス-ウエストウッド社の最近の報告によれば現在から2020年までの間の市場規模は640億米ドルと試算されています。浮体洋上プラントはその柔軟さゆえ、これまでは採算が取れなかった資源の開発を可能にすることに加え、従来の生産プラントおよびパイプラインと比較して経済性に優れ、環境に与える影響も最小限に抑えることができます。
PFLNG2は2015年にサムスン重工業社の造船所(韓国巨済市)にて製造が開始されます。2018年に運用が開始されるとマレーシア沖、ロタンガス田に停泊し、乾ドックまでの最低20年間にわたり、年間150万トンのLNGを生産するように設計されています。
FLNGはコンテナ船のような外観ですが、洋上で海底ガス田から採取したLNGを受け入れて液化し、貯蔵するために必要な設備をすべて備えています。満載になるとLNGを洋上でキャリア船に移し、キャリア船が直接市場に供給します。
PFLNG2に対してABBが供給する全ての機器とシステムは2棟のEハウス(5階建と4階建)に収納されます。これらはプレハブ式鉄製でABBが設計します。海洋独特の腐食性環境や危険ガスからの保護を施し、運転員が安全に働ける環境を提供します。
FLNGに向けたシステム設計においては、限られたスペースで機能を満足するコンパクトな設計が課題です。FLNGには、ガスを液化し浮体内に収めるための大きな出力を含め、陸上のプラントが持つすべてのプロセスの要素が同様に要求されます。これらを限られたスペースに集約し、かつFLNGが設計通りの生産能力を達成することが必須です。
■ABB について(www.abb.com)
ABBは、世界の約100カ国に145,000人の従業員を擁する電力技術とオートメーション技術のリーディングカンパニーです。環境負荷を最低限に抑えながら、お客さまの業務効率を最適化する製品、ソリューションの数々を、電力、一般産業、交通/社会基盤の各分野に提供しています。
■ABB株式会社について ( http://www.abb.co.jp/)
ABB株式会社は、ABBの日本法人であり、日本国内において電力およびオートメーションに関する事業を、製造、販売、サービスの各分野で展開しています。ABBは日本国内における事業を、ABBジャパンとしてABB株式会社と2つの合弁会社で運営しており、合わせて約700名の従業員、15都市にわたる販売/サービスネットワークを展開しています。
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