ABBのスマートセンサは産業界が抱える最大の課題解決に貢献しています

今日、私たちの生活やビジネスの最も重要な部分を管理している設備全体がは、産業用アプリケーションを駆動させるモータやポンプによって操業されています。しかし、モータの状態を評価することは往々にして困難です。スマートセンサは、保守の課題を予測的に解決することによって、産業界が以前よりも効率的かつ生産的になることを可能にします。

従来のモータの状態監視は、エンジニアが手動でデータを収集して各モータのレポートを生成する必要があるため、大規模な工場では費用と時間を要します。モータが故障すると、予期せぬ費用のかかるダウンタイムと製造ロスがたびたび発生します。しかし、エンジニアが問題発生前に、予測し、対処できるとしたらどうでしょうか。モータがその健全性を工場のオペレータに伝え、点検・整備の時期を知らせられればどうでしょうか。そして、これが手頃な価格で大規模に行えるとしたらどうでしょうか。

スマートセンサ

これらすべての質問に対する答えが、スマートセンサです。スマートフォンほどの大きさのセンサは、モータまたはその他の産業資産(ポンプ、マウントベアリング、ギアなど)に容易に取り付けられ、スマートなワイヤレス接続デバイスになります。次いでモータは、自身の状態データをスマートフォンまたはセキュアなクラウドベースのサーバに送信し、そこで数十年にわたるABBの経験およびノウハウを使用して、そのデータをアルゴリズムによりさらに分析します。分析された結果は、スマートフォンまたは専用のカスタマーポータルに返送され、モータまたはポンプの状態について工場のオペレータに通知され、実際に問題が発生する前に潜在的な問題を予測します。

ABB Ability™スマートセンサ状態監視ソリューションにより、オペレータはダウンタイムを低減し、モータの寿命を延ばし、エネルギー効率を改善できます。計画外の停止は、削減または完全に排除され、保守スケジュールを容易に計画できます。つまりこれらの要因は、生産性の向上と組織の大幅なコスト削減につながります。シンプルさと低コストにより、スマートセンサは大規模に実行可能なオプションとなります。

現実世界の変革

最近の2つの事例は、これらの利点を明確に示しています。人口600万人の都市国家であるシンガポールの水道事業には、1つの使命があります。それは、天然水源が少なく土地が限られている、急速に成長する首都圏で清浄な水を安定的に供給することです。これは挑戦であり、水の需要が今後40年間で、1日4億ガロンを超える現在の消費量の2倍に設定されています。高い運用コスト、増加するエネルギー使用量、全国的な人手不足により、シンガポールは、従来の考え方の枠を超えて検討する必要がありました。

Singapore pushes for water sustainability

ABBと水道事業者であるシンガポール公益事業庁(PUB)は、スマートセンサをPUBのモータとポンプに取り付けるパイロット試験を実施し成功させました。「センサのリアルタイムデータ提供により、トラブルシューティング時間の短縮ならびに人員とペーパーワークを削減することができました。当庁のオペレータは現在、重要な操作パラメータを指一本で入手でき、機器の問題に関するリアルタイムのアラートを受けとれます」とPUBシニアマネージャーであるJiawei Ng氏は述べました。次に、ABBは、22個のスマートセンサ、遠隔状態監視、およびAR(拡張現実)グラス(Microsoft HoloLens)を備えた統合ソリューションを導入し、保守およびトレーニングを支援しました。また、ドライブとモータからポンプとベアリングまでの、プラント設備のチェーン全体にわたり、センサとドライブデータをクラウドベースの分析と統合する6台のABB Abilityデジタルパワートレインを設置しました。

ABB Ability™デジタルパワートレイン状態監視ポータルにより、お客さまは、単一のポータルを介して、パワートレインを容易に構成し、主要な健全性および動作パラメータを監視することができます。「デジタルパートレインは、故障の兆候を警告します。これにより、プラントのメンテナンスコストを削減できます」とNg氏は述べています。「ABBは、PUBの変革過程における重要なパートナーであり、我が国は、今日だけでなく、今後何世代にもわたって清浄な美しい水を持続的に供給していけます」

世界の別の地域では、窒素ベースの肥料やその他の農産物を製造するノルウェーを拠点としているヤラインターナショナルが、あらゆる生産領域において高レベルの効率を維持するという課題に直面していました。同社の工場には40万個の低電圧モータが設置されているため、大規模で手頃な費用の革新的なソリューションが必要でした。

Smart sensors digitize maintenance for global fertiliser manufacturer

ABBはヤラ社と提携し、モータにABB Ability™スマートセンサ状態監視ソリューションを設置しました。この技術のおかげで、工場設備の状態に関するデータ駆動型の洞察を収集でき、故障が発生する前にオペレータが適切な行動を取ることを可能にします。これにより運転効率に影響を与えるもう1つの要因である工場への移動も節約されました。何よりも、リアルタイムのニーズに応じてメンテナンスを計画できるようになり、ヤラインターナショナルは、完全に工場の状態に基づくコンディションベースのメンテナンスに一歩近づきました。

「ABBのソリューションにより、絶対に必要なリソースに焦点を当てることができます。我々にとっての究極のメリットは、生産性と効率の向上、エネルギーの節約、そしてお客さまにとっての高品質な製品です」とヤラインターナショナルの電力・オートメーションのプロセスオーナーであるPerry Jaspers氏は述べています。

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