本日、ABBは、発電事業および水事業向けにABB Ability™ Collaborative Operationsを上市しました。イタリアのジェノヴァにオープンした新しいABB Ability Collaborative Operations Centerに駐在する運用のエキスパートと連携し、大手の発電会社や水道会社のお客さまがデジタル技術を活用して運用・保守を改善できる新しい運用モデルです。Collaborative Operations Centerは、資産パフォーマンスの向上、安全性とセキュリティの向上、リスクの低減、コストの削減を通じて、お客さまの収益性と生産性の向上に寄与する情報や洞察を提供しています。
デジタル化が進み、お客さまが利用できるデータ量は増加しました。ABB Ability Collaborative Operationsは、このデータを使用した情報分析により、お客さまにより多くの価値を提供し、このデータを、プラントおよびフリートのパフォーマンスを最適化する意思決定推進に役立てます。Collaborative Operationsは、以下を提供できます。
- 資産、プロセス、リスクの管理を改善するために即時データ分析を使用することにより、機械の寿命を20%延長
- トラブル対応型、予防型メンテナンス手法ではなく予測的なメンテナンス手法を用いることにより、メンテナンスコストを50%削減
- 設備、プラント、フリートのパフォーマンス可視性が高くなることで、お客さまがパフォーマンス能力と実際の運用の境界をよりよく理解できるようになる。
ABBの発電事業部門マネージングディレクター、ケヴィン・コシスコは「ABB Ability Collaborative Opera-tions は、より良い経営判断につながる情報を提供することで、発電事業、水事業のお客さまにデジタル化の恩恵をもたらすでしょう。我々は、最新のデジタル技術でお客さまのお役に立つことを目指しています。これにより、お客さまがエネルギー市場の変化に対応し、持続可能な未来に貢献することを可能にします」と述べました。
Collaborative Operationsは、資産、プロセス、リスクに関する情報を自動的に収集、分析するために、ABB技術、ソフトウェア、サービスを採用しています。これらの分析を通して、パフォーマンス改善領域は自動的に識別、分類、優先順位付けされ、それにより、実際のサイトのお客さまは、Collaborative Operations CenterにいるABBのエキスパートと協力して、各プラントが規制、負荷、環境、およびサイバー・セキュリティ要件内で動作していることを確実にするための行動を取ります。共同作業は、お客さまのニーズに合わせて拡張可能であり、プラントおよび企業全体のオペレーションまで、デバイスまたはプロセスレベルで適用することができます。
ABB Ability™は、統一された業界横断的なデジタルプラットフォームです。お客さまのニーズに合わせて、デバイスからエッジ、クラウドに展開可能です。システム、ソリューション、サービスとともに提供し、お客さまがより知識を深め、より良いオペレーションを行えるようABBがサポートします。Collaborative Opera-tionsとそのアプリケーションの詳細については、ABBのWebサイトをご参照ください。
ABB 発電・水事業チームは、総合的な電力、自動化ソリューションのリーディングプロバイダであり、エネルギー、水産業のお客さまと手を携え、事業の改善と持続可能な発展を実現してきた稀有な経験を有しています。ABBは、従来の発電所、再生可能エネルギーによる発電、および水道施設の運用を自動化および最適化するために、統合された安全なデジタルシステム、サービス、およびソリューションを提供します。
ABB(ABBN:SIX Swiss EX)は、ユティリティ、一般産業、交通/社会基盤においてエレクトリフィケーション・プロダクト、ロボティクス&モーション、インダストリアル・オートメーションおよびパワー グリッドの各分野で、世界中のお客さまに製品・サービスを提供している先駆的技術のリーダーです。130年以上にわたり技術革新の歴史を重ね、そして今日、ABB は「電力をいかなる電源からでも、いかなるコンセントへもお届けし、天然資源から完成品にわたる全ての産業を自動化する」という二つの明確な価値命題に基づき、産業のデジタル化の未来を描いています。 フォーミュラEのタイトルパートナーとして、ABBはeモビリティの限界を押し広げ、持続可能な未来に貢献します。ABB は世界100か国以上に約135,000人の従業員を擁しています。 www.abb.com