ABBは、IONITYに340台のハイパワー充電器を提供する技術パートナーとして2018年にすでに委託されており、欧州初となる液冷式ケーブルを搭載した350kW充電器を市場投入しました。このようなハイパワーレベルにより、200キロメートル走行分をわずか8分で充電する速度を実現できます。
BMW Group、ダイムラー AG、フォードモーターカンパニー、およびアウディとポルシェを含むフォルクスワーゲングループの合弁会社であるIONITYは、これまでに18のヨーロッパ市場で202の充電サイトを開設しました。IONITYは最近、スイス、リュリのABBの最新、高出力でカスタマイズされたIONITY充電器が採用されている200番目の充電スタンド開設を祝いました。
IONITYのマネージングディレクターMichael Hajesch氏は次のように述べました。「ABBは、ヨーロッパ全土におけるハイパワー充電器の推奨技術パートナーの1つです。IONITYと発売した新しいカスタマイズデザインにより、彼らは市場拡大を続けています。ABBは、新しいIONITYデザインのディスペンサーユニット設置面積を非常に小さく開発しました」
ABBがIONITY向けに供給するカスタマイズされた充電器は、今日までのABB史上最もスリムな設計で、IONITYの設計ニーズに完全に合致しています。新しい充電器はまた、より静かな動作、特注のディスプレイ、および全車種の充電ポートに容易に届く統合された引き込み式の長いケーブル管理など、その他の改善された設計機能の恩恵を受け、かつ、ケーブルが常に地面から離れているためユーザは汚れることはありません。
ABBのEモビリティインフラソリューションのグローバルビジネス責任者、フランク・ミューロンは、次のように述べました。「IONITYとの協業は、すべての人にとってよりグリーンで持続可能な未来を推進することにコミットした、同じ目的を共有する2つの組織の集まりを象徴しています。IONITYは、展開の規模により、専用ソリューションを共同開発できる、素晴らしいパートナーです」
「当社は、EV充電ネットワークの展開の初期段階において、IONITYを支援することを誇りに思っています。また、同社と協力した包括的で汎欧州のハイパワー充電ネットワークを構築するための継続的な取り組みを非常に楽しみにしています。IONITYの目標は、長距離の欧州旅行を化石燃料車と同じように電気自動車でも実現可能にすることであり、今回の供給契約の延長により、この使命の達成に一歩近づきます」とミューロンは付け加えました。
欧州のプラグインEV販売台数は、2018年に408,000台(前年比33%増*)に達しました。欧州はEV市場第2位ですが、燃費規制強化と現地自動車メーカーの成長コミットメント**に牽引され、2020年代の早い段階で米国を先行すると予測されています。
ABBは、130年の歴史における電気輸送の飛躍的進歩の代名詞であり、電気自動車向けコネクテッドDC急速充電システムの世界的なリーダーになりました。現在、世界80カ国以上で13,000台以上のABBのDC急速充電器が設置されています。ABBは、最近、持続可能な輸送ソリューションの国際的な採用を支援する役割が評価され、グローバルEモビリティリーダー2019を受賞しました。
* EVvolumes.com
**Bloomberg NEF Electric Vehicle Outlook 2019
ABB (ABBN: SIX Swiss Ex) は、産業のデジタル変革を推進する技術的リーダーです。130 年以上にわたり、技術革新の歴史を重ね、ABB は今日、全ての産業を網羅するABB Ability™デジタルプラットフォームを基盤とした、エレクトリフィケーション、インダストリアル・オートメーション、モーションおよびロボティクス&ディスクリート・オートメーションのお客さま本位で世界をリードする4つの事業を展開しています。ABB のパワーグリッド事業は、2020 年に日立製作所に事業譲渡します。ABB は世界100か国以上に約147,000 人の従業員を擁しています。www.abb.com
