ABBの最新インバータ一体型モータ、Baldor-Reliance® EC Titanium™ シリーズにより、次世代レベルのエネルギー効率を達成

インバータ一体型モータは、通常のモータに比べて、最大16%の効率向上を実現します。

モータ規格は何十年にもわたって整備されてきましたが、ファン、ポンプ、コンプレッサのシステム全体に対する規制が強化され続けているため、より高いモータ効率を達成する要求が高まっています。機器メーカーは、電源入力から機械出力まで持続可能な部品を使用しながら、可能な限り最高のシステム効率を達成するために、新しいモータ技術に注目しています。

  • Baldor-Reliance EC Titanium™ はインバータ一体型またはインバータ別置きによるモータ単体をラインアップしています。
  • 部分負荷での運転でも、EC Titanium™インバータ一体型モータは優れた効率および性能を発揮します。
  • インバータ一体型により、省スペース、省配線を実現します。

ABBのBaldor-Reliance EC Titanium™は、非希土類磁石材料を用いたフェライト磁石同期リラクタンス(FASR)技術により、IE5の効率を満たし、或いは上回っています。定トルクおよび可変トルクの両用途に適したEC Titaniumシリーズは、幅広い運転速度領域およびベース速度を超える運転で優れた性能を発揮します。

「ほとんどのファンの実際の運転で使用される部分負荷での運転でも、EC Titanium™は経済的で効率的です」とABBのインバータ駆動モータのグローバルプロダクトマネージャーであるMark Gmitroは述べています。 「本製品の真骨頂は、どの速度領域でも効率が高いことです。ベース速度を超える運転を含み、ファン設計の最適化を可能にします」

EC Titaniumシリーズの力率はほぼ1であるため、より小型の駆動ユニットを使用でき、一体型システムの設置面積と重量を削減できます。更に、インバータ一体型ソリューションは、コントロールパネルのスペースを大幅に削減し、モータの真上または反負荷側に駆動部を配置することで配線を簡素化できます。

インバータ一体型モータはABB Ability™に対応しており、遠隔での機器情報取得や状態監視が可能になります。

Baldor-Reliance EC Titanium™は、標準ではNEMA規格の寸法で提供されますが、IEC規格の寸法に変換して提供も可能です。定格出力は、モータ単体型(インバータを別で配置)は1-20 HP(0.75-15 kW)、トップマウント型(インバータを真上に配置)は1-10 HP(0.75-7.5 kW)、アキシャルマウント型(インバータを反負荷側に配置)は1-7.5 HP(0.75 – 5.5 kW)です。

ABB (ABBN: SIX Swiss Ex) は、産業のデジタル変革を推進する技術的リーダーです。130 年以上にわたり、技術革新の歴史を重ね、ABB は今日、全ての産業を網羅するABB Ability™デジタルプラットフォームを基盤とした、エレクトリフィケーション、インダストリアル・オートメーション、モーションおよびロボティクス&ディスクリート・オートメーションのお客さま本位で世界をリードする4つの事業を展開しています。ABB のパワーグリッド事業は、2020 年に日立製作所に事業譲渡します。ABB は世界100か国以上に約147,000 人の従業員を擁しています。www.abb.com

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