ABBは、公式グローバルテクノロジーパートナーとして、ザウバーグループのモータースポーツ、オートモーティブスペシャリストのザウバーエンジニアリング AGに参加しました。当パートナーシップは、eモビリティとカーボンニュートラル開発プロジェクトの活用に焦点を当てます。
パートナーシップのもと、ABBはスイスのヒンウィルにあるザウバー本社に最先端のEV充電ステーションを設置し、同社の電気自動車利用者の増加に対応する最新の急速充電バッテリー技術を提供します。充電スタンドは、現在スイス最大級のザウバー本社駐車場にすでに設置されている太陽光発電フィールドから電力を供給されます。
両社は、この新しいパートナーシップを利用して、それぞれの持続可能性目標―ABBはMission to Zeroイニシアチブ、ザウバーグループは、事業のあらゆる分野で炭素排出量を削減し、エネルギー効率を工場させる独自の取組みをさらに推し進めます。
スイスABBのカントリーマネージングディレクター、ロバート・イッチナーは、「これは非常に興味深いパートナーシップであり、2つの象徴的なスイスのブランド名に、エミッションフリーな未来のために世界レベルの技術を共同で共有する機会を与えてくれます」と述べました。
ザウバーエンジニアリングAGのCEO、フレデリック・ヴァスール氏は、「ABBとのパートナーシップは、ザウバーエンジニアリングの真の意思表明です。我々は、イノベーションと持続可能性の両方に対する我々のコミットメントに自負し、ABBとの我々の取組みは、これらの重要な側面の両方を反映するために技術と人間の創意工夫を利用することになります」と述べています。
ザウバーエンジニアリングのテクノロジー&イノベーションディレクター、クリストフ・ハンセン氏は「ザウバーエンジニアリングは、自動車の開発だけでなく、幅広い分野でイノベーションと研究の最前線にあります。テクノロジー市場の巨大企業ABBとの契約は、両社に自社の能力を高めるパートナーを提供します。EV充電スタンドの建設は、この関係の第一歩であり、私は、私たちが協力できる更なる方法を探ることを本当に楽しみにしています」
ABBのエレクトリフィケーションビジネスのMission to Zero 戦略は、産業、家庭、都市の持続可能な未来のための青写真です。ABBは、ドイツのリューデンシャイトにあるゼロエミッションおよびエネルギー自給自足工場などのプロジェクトを通じて、すべての人にグリーンでエミッションフリーな未来を提供するためのさまざまな技術を紹介しています。世界のABBの収益の60%近くが、気候変動の原因の排除に貢献する技術によって、すでに生み出されています。
ABB (ABBN: SIX Swiss Ex) は、産業のデジタル変革を推進する技術的リーダーです。130 年以上にわたり、技術革新の歴史を重ね、ABB は今日、全ての産業を網羅するABB Ability™デジタルプラットフォームを基盤とした、エレクトリフィケーション、インダストリアル・オートメーション、モーションおよびロボティクス&ディスクリート・オートメーションのお客さま本位で世界をリードする4つの事業を展開しています。ABB のパワーグリッド事業は、2020 年に日立製作所に事業譲渡します。ABB は世界100か国以上に約144,000 人の従業員を擁しています。
ABBは最近、自動車メーカーのポルシェとエクスクルーシブなパートナーシップを結び、eモビリティを促進しました。ABBは、複数レベルの合意の一環として、サンティアゴE-Prixのタグ・ホイヤー フォーミュラEチームの公式パートナーとなりました。ABB FIA フォーミュラE選手権では、ポルシェチームが初年度のレースに参加し、ABBは初の完全電動グローバルレースシリーズのタイトルパートナーとして3年目を迎えています。. www.abb.com
ザウバーグループについて:
ザウバーグループは、Formula One™チームを運営するザウバーモータースポーツ AG、プロトタイプ開発と積層造形に注力するザウバーエンジニアリング AG、工場最先端の風洞で実証・模型試験を行い、空気力学の分野で画期的な革新を生み出すザウバーアエロダイナミック AGの3社で構成されています。3社は密接に連携し、スイス・ヒンウィル本社の専門家520名のノウハウを、社内外のすべてのプロジェクトに適用しています。1970年の創立以来、レースへの情熱はザウバーの中心にありました。
45年以上にわたり、革新的なスイス企業は、F1、DTM、WECなど、様々なチャンピオンシップシリーズのためのレースカーの設計、開発、および製造において基準を設定してきました。ザウバーモータースポーツAGは、1993年のFormula One™デビューに続いて、スポーツで数少ない伝統的かつプライベートチームの1つを設立しました。F1での25年間の競争後、同社は2018年にタイトルスポンサーのアルファロメオと長期パートナーシップを立ち上げ、チーム名アルファ ロメオ レーシング オーレンとして2020年のチャンピオンシップに参加しました。