ABB、南アジア初のLNGハイブリッドタグボートに電力を供給、効率的かつ持続可能な操業を実現

Sembcorp Marine向けの広範なABB電気推進・配電パッケージは、シンガポール国内外における高効率で排出ガスのより低いタグボート操業の新時代を開きます

ABBの電気推進、電力、エネルギー貯蔵、制御、自動化技術は、排出ガスの低い液化天然ガス(LNG)エンジンとゼロエミッションバッテリー電力の切り替えができる南アジア初となるタグボートの中核となるでしょう。シンガポール港湾で操業されるタグボートは、Sembcorp Marineの子会社であるJurong Marine Servicesから発注され、2020年末までにSembcorp Marine造船所から納入される予定です。

燃料としてのLNGは、実質的に硫黄酸化物を排出しない一方で、シンガポール海事港湾庁(MPA)は、2050年までに船舶のCO2排出量を半減させるという国際海事機関の目標を支援するためにその利用を奨励しています。

このプロジェクトは、ABBの受賞歴ある電力・配電システムOnboard DC Grid™をタグボート用途に初めて納入したものです。Onboard DC Grid™を活用して、船は904kWhのバッテリー電源を配備し、ゼロエミッション操業を実現するとともに、ピークシェービングにも対応することで、船上での電力利用を改善します。

「これは、タグボート市場におけるABBのエネルギー貯蔵技術の飛躍的な進歩です。また、ハイブリッド推進用の電力管理効率の究極的ソリューションとしてのOnboard DC Grid™の強力な検証です」と、ABBマリン&ポートのマネージングディレクター、Juha Koskelaは述べています。「異なるエネルギーミックスの将来性は、差し迫った環境制限に直面する可能性が最も高い候補であるタグボートおよび他の港湾サービス船にとって特に意味があります。また、ABBの「Electric. Digital. Connected」ビジョンを実現することで、地域の優先課題を達成するローカルチームの素晴らしい例でもあります」

ガス燃料エンジンは、タグボートによって要求される急速に変化する負荷能力対応に関して、特定の課題に直面します。Onboard DC Grid™システムを活用することで、タグボートのエンジンは可変速運転ができるようになり、各負荷レベルでのLNG燃費を最適化します。  

さらに、エネルギー貯蔵源との統合により、バッテリーは、タグボートの推進システムにほぼ瞬時に電力を供給することができます。Onboard DC Grid™の機能を活用することで、LNGエンジンは、動的負荷に対して固定速度に結びつける必要がなくなり、可変回転/分(RPM)でエネルギーを提供することができ、タグボート運航の効率、応答性、および持続可能性がさらに向上します。ABBの供給範囲には、エネルギー蓄電池と一体化したPTI/PTO可変速シャフト発電機用のDCドライブも含まれています。

ABB (ABBN: SIX Swiss Ex) は、産業のデジタル変革を推進する技術的リーダーです。130 年以上にわたり、技術革新の歴史を重ね、ABB は今日、全ての産業を網羅するABB Ability™デジタルプラットフォームを基盤とした、エレクトリフィケーション、インダストリアル・オートメーション、モーションおよびロボティクス&ディスクリート・オートメーションのお客さま本位で世界をリードする4つの事業を展開しています。ABB のパワーグリッド事業は、2020 年に日立製作所に事業譲渡します。ABB は世界100か国以上に約144,000 人の従業員を擁しています。 www.abb.com

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