YuMi、チェコ共和国のABB工場でソケットを製造

YuMi、チェコ共和国のABB工場でソケットを製造

電力・オートメーションのリーディングカンパニーであるABBは、本日、チェコ共和国のヤブロネツ・ナド・ニソウにある低圧機器工場に、世界初の真の協働ロボットYuMiを設置したことを発表しました。

小型部品の組立用に設計されているYuMiは、ABB Elektro-Pragaのソケットカバー組立ラインで、作業者と隣り合って作業します。本質的に安全な設計のおかげで、協働型双腕ロボットソリューションは、周囲の人の安全を確保し、繰り返し作業を完璧に実行することにより、工場での作業の本質を高めます。

「YuMiを生産ラインに加えることを非常に嬉しく思います。このロボットソリューションは、柔軟性、品質、安全性の向上、職場の人間工学の改善など、この組立プロセスに独自の利点をもたらします」とABBチェコのカントリーマネージャーであるTanja Vainioは述べました。「YuMiの協働による小型部品組立に優れた性能は、同様の作業で人と並行して作業できる使いやすいロボットソリューションを望んでいたElektro-Pragaにとって完璧なソリューションです」

YuMiは、製造および作業中のロボットを監視するABBが開発した接続サービスを利用します。このようなYuMiを監視する機能は、効率の向上、サービスコストの削減、稼働時間の確保、ライフタイムの延長を実現します。これらの診断技術のおかげで、かつてはフリート管理で問題が起きてから対応していたものが、予測的、積極的、即時的なものに置き換えられます。ヒト、モノ、サービスのインターネット(IoTSP)の登場以前は、ロボットはスケジュールに従って保守されていました。

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「あなた(You)と私(Me)から名づけられたYuMiは、Elektro-Pragaのようなチェコの企業が生産性を向上させるより多くの機会を開くでしょう。人とロボット間の作業共有は、生産を加速させる優れた方法です」とVainioは述べました。

「このロボットソリューションは、柔軟性、品質、安全性の向上、職場の人間工学の改善など、この組み立てプロセスに独自の利点をもたらします」

世界初の真の協働型双腕ロボットであるYuMiは、持続可能な価値の創造を加速させることを目指すABBのネクストレベル戦略のさらなるステップです。この戦略は、ABBの3つの重点分野である、収益性を伴う成長、厳格な計画の実行、ビジネス主導の協働に基づいています。

組立アプリケーション

協働ワークステーションは、YuMi、人、センサ機器、コンベア、振動フィーダおよびバネ分離システムから構成されます。YuMiは、スプリング、チャイルドロック、チャイルドロックカバーを取り扱います。組立プロセスは、ロボットの前に2つのソケットカバーと2つのチャイルドロックカバーを配置する人間のオペレータによって始動されます。YuMiは、バキュームグリッパを使用してチャイルドロックを取り、準備されたソケットカバーに配置します。次に、YuMiは、フィーダからバネ(各ソケットに2個ずつ)を取り出し、チャイルドロックとソケットカバーの間のスペースに入れます。次に、そのグリッパでチャイルドロックカバーを取り、それをチャイルドロックおよびバネが取り付けられたソケットカバーの上に配置します。チャイルドロックカバーをソケットカバーに押し込むと、ソケット組立が完了します。オペレータは、カバーにねじを挿入し、完成したソケットを包装工程へ送ります。部品の取扱いに加えて、人間のオペレータは、組立プロセス全体の監督を任されています。

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