ABB、スーパーコンピュータのエネルギー消費量を削減するためにHPEと提携

ABBは、世界的な戦略的パートナーであるヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)と共同で、高性能スーパーコンピュータのエネルギー消費を大幅に削減し、同時に計算能力と信頼性を向上させるための技術を開発しました。

社会の最も差し迫った課題に対する答えは、膨大な量のデータの中に埋もれています。世界トップクラスの研究センターでは、パンデミックモデリング、精密医療、気候変動、量子力学など、最も複雑な問題のいくつかにスーパーコンピュータを使用して答えを見つけています。

HPEのCrayスーパーコンピュータは、カスタマイズされたABBの特別高圧直流(DC)1電源ソリューションを使用しているため、銅の使用量を14分の1に削減できます。より高電圧の直流のもう1つの環境、効率の利点は、電力損失が95%も大幅に削減されることです。さらに、接続されたソリューションにより、コンピューティング負荷に応じて電源ランプアップやスケールダウンが可能になり、システムが完全にロードされている場合と同様に、軽いコンピューティング負荷時にもピーク効率を実現します。

  「ABBとHPEは、パンデミックの予測、気候変動との戦い、新薬の発見などの、実在する問題への答えを探すために人類を助けることができる持続可能な高性能データセンタへの道を切り拓いています」とABBのプロダクトラインリーダーPeter Raadsenは語りました。

HPEのチーフ・サステナビリティ・オフィサーであるChristopher Wellise氏は、次のように述べています。「HPEでは、循環型経済への道を加速させることに尽力しており、その一環として、エネルギーと資源の制約を克服する技術の革新に取り組んでいます」

  スーパーコンピュータの熱と電力の側面をリアルタイムで監視することで、もう一つの利点が得られます。 HPEサーバーは、重要なコンポーネントに組み込まれた電力および熱モニタを提供し、HPEサーバーのシームレスで安全な構成、監視、および更新を可能にする独自のリモートサーバー管理ソフトウェアであるHPE Integrated Lights Out(iLO)を通じて出力データを集約および報告します。iLOでは、HPE OneView、HPE InfoSight、ABB Ability™ Data Center Automation、またはサードパーティのData Center Infrastructure Management(DCIM)などのツールを介して機器の使用率、消費電力、熱出力を監視し、運用を最適化するための対策を講じることができます。

HPEとABBは、オンプレミスおよびハイブリッドクラウド環境向けの産業用ソリューションであるABB Ability™ Data Center Automationと組み合わせることで、ワークロードとCPUのダイナミクスとデータセンターの冷却との相関関係を自動化し、その結果、エネルギー使用量を最大30%削減することができます。

HPEとABBは2017年11月からグローバルで戦略的なパートナーとなっています。この関係は、ABBが提供するデジタルサービスの最高のものと、HPEがリードする革新的なコネクティビティ、セキュアなエッジコンピュート、ハイブリッド情報技術(IT)ソリューション、さらには新たなEverything-as-a-serviceモデルを組み合わせたものとなっています。

  1 Crayコンピュータは、+/-190ボルト出力の電源を使用しています。

ABB (ABBN: SIX Swiss Ex) は、産業のデジタル変革を推進する技術的リーダーです。130 年以上にわたり、技術革新の歴史を重ね、ABB は今日、全ての産業を網羅するABB Ability™デジタルプラットフォームを基盤とした、エレクトリフィケーション、インダストリアル・オートメーション、モーションおよびロボティクス&ディスクリート・オートメーションのお客さま本位で世界をリードする4つの事業を展開しています。ABB のパワーグリッド事業は、2020 年に日立製作所に事業譲渡します。ABB は世界100か国以上に約144,000 人の従業員を擁しています。www.abb.com

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