ABBがノルウェーのユネスコ世界遺産都市にデジタル変電所を納入

ベルゲン地区変電所はノルウェーのデジタル化の新たな時代を告げるものです  

7つの山に囲まれるノルウェー西部のベルゲン市は、ノルウェー西部の巨大なフィヨルドの玄関口となっています。フィヨルドは、高山の間の深い谷を氷河が浸食し、何百万年もかけてできた独特な地形です。フィヨルドに沿って、何世紀にもわたる歴史のある村や農場が点在しています。  

このユネスコ世界遺産都市で、ABBは、ノルウェーの最大規模の電力会社のひとつであるベーコーコーネット社に132キロボルト(kV)のABB Ability™デジタル変電所を納入します。変電所はベルゲン郊外のアーナに建設されます。  

ベーコーコーネット社の送電および配電系統は、ベルゲンおよび周辺の住宅地および商業地区を含む16,500km以上を網羅しています。同社は、再生可能エネルギーおよび効率的なインフラの開発を支援する将来の技術を採用するうえでのリーダーと認識されています。従って、同社がアナログソリューションよりも多くの安全、省スペース、および効率の優位性を提供するデジタル変電所の採用を考慮することは、当然の次のステップであったと言えるでしょう。  

この画期的なプロジェクトにより、ABBはベーコーコーネット社と共同で、デジタル変電所の運転・試験方法の新たな開発が可能となり、同様なプラントのデジタル化に関するノウハウがノルウェーで創出されることとなります。  

このプロジェクトはノルウェー研究評議会(RCN)も支援しています。  

「これはノルウェー初のデジタル変電所となり、この地域に新設された鉄道向け変電所に送電します。これにより、ベルゲンとアルナの間のトンネルでウルリケン山を通る新しい複線鉄道に電力が供給されることになります。このデジタル変電所は、新鉄道が容量を増やし、より強力、スマートで環境に優しい電力系統の開発をさらに推し進めることを可能にするABBのデジタルソリューション、ABB Abilityのオファリングをベースにしています」と、ABBのパワーグリッド部門のグリッドオートメーション事業の責任者、マッシモ・ダニエリは述べています。 

ランゲダーレンのデジタル変電所に加え、隣接の変電所においても、ABB Ability™ベースの技術を通信ネットワークインフラと遠隔端末装置(RTU)に統合します。RTUは、現場設備の状態に関する重要なデータを、ABB Ability™ Network Manager SCADA/DMS(監視制御・データ取得/配信管理システム)を通じて電力ネットワークを監視するデジタル変電所および制御室のオペレータに送信します。  

このデータをABB Ability™ Ellipse APM(Asset Performance Management)ソフトウェアに送信し、設備状態予測と予防保全を可能にします。断熱二重壁を備えたマーシャリングキャビネットを設置し、北欧の荒天から屋外電子モジュールを守っています。   デジタル変電所は、コンパクトで信頼性が高く、安全であり、変電所のライフサイクルにわたって、従来の変電所よりもコスト効率が高く、維持管理も容易です。光ファイバケーブルは、従来の銅線の接続に代わり、デジタル通信を可能とし、設置時間やコスト、環境負荷を低減します。

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