国連によると、都市は温室効果ガスの世界総排出量の60%以上を占め、2050年までに世界人口の3分の2以上が住むと予想されています。
そのため、急速に拡大する都市の中心地では、CO2排出量を削減するために積極的に取組むことが不可欠であり、eモビリティはこれを達成するための重要な要素です。しかし、時間がなく、スペースが限られている高密度都市においてeモビリティを実現するためには、これらの課題に対処するソリューションを開発しなければなりません。
充電技術におけるABBの最新の進化は、まさにそれを実現します。ABBのベストセラーであるTerra充電器シリーズの最新型であるTerra 184充電器は、高速、コンパクト、堅牢で、同時に3台までの車両を充電する能力を提供し、 ドライバーの利便性と充電オペレータの収益性を最大化します。
Terra 184は、180kWの充電出力で最新または次世代の自家用車、バス、トラックなどあらゆるサイズの車両で使用できます。しかし、他のハイパワー充電器とは異なり、現行のTerra 54モデルと同じ0.5m2未満の設置面積です。実際、その革新的な設計により、個別に設置された電源キャビネットが不要となり、スペースが限られた都市に最適な高速かつコンパクトなソリューションを提供します。
「過去10年間、ABBは持続可能な輸送の将来の基礎を築いてきました。Terraシリーズの最新の拡張により、私たちは、都市部のニーズと道路を頻繁に走行する電気自動車の両ニーズに関して、今日の、そして明日の需要にも応えてきました」とABBのeモビリティインフラソリューションのグローバルビジネス責任者であるフランク・ミューロンは述べました。
Terra 184は、CCS、CHAdeMO、ACを含む市場に出回っているすべての充電規格をサポートし、最大920Vのすべてのバッテリのニーズに対応します。高度なカスタマイズが可能で、カスタマイズされたクレジットカード決済端末、スクリーン、およびケーブルマネジメントシステムなどの機能を備えています。ケーブルの長さはオプションで選択することができ、充電の利便性が最大化されています。
さらに柔軟性を高めるために、Terra 94または124などの他のTerraモデルのオペレータは、将来、追加電源モジュールを加増して、充電ソリューションをTerra 184へアップグレードすることを選択できます。
Terra 184は、ABBから直接または指定の代理店から購入可能で、欧州は7月、北米は8月、世界のその他の地域は第4四半期までに発売します。ABB エレクトリフィケーションのMission to Zero(ゼロエミッション実現に向けたビジョン)イニシアチブをサポートする、安全、スマートかつ持続可能な充電ソリューションを提供します。
ABBは、持続可能な輸送ソリューションの開発において、比類のない専門知識を有しています。10年前にEV充電市場に参入して以来、80カ国以上に14,000台以上のABB DC急速充電器が設置されています。ABBは、最近、持続可能な輸送ソリューションの国際的な採択を支援する役割が評価され、グローバルEモビリティリーダー2019を受賞しました。
ABB (ABBN: SIX Swiss Ex) は、より生産的で持続可能な未来の実現に向けて社会と産業の変革に活力を与える、世界をリードするテクノロジー企業です。ソフトウェアをエレクトリフィケーション、ロボット、オートメーション、モーションのポートフォリオに結びつけることで、ABBはテクノロジーの限界を押し広げ、パフォーマンスを新たなレベルに引き上げます。130年以上にわたる卓越した歴史を持つABBの成功は、100カ国以上、110,000人の才気あふれる従業員によって支えられています。abb.com