ABBの新たに発売されたTerra 184電気自動車用充電器は、株式会社e-Mobility Power によって250台を超える数が選択され、全国の電気自動車市場のインフラを最新化し、持続可能なモビリティへの移行を加速させます。本受注の財務内容は公表されていません。
このプロジェクトは、EVとプラグインハイブリッドのシェアを2018年のわずか1％から2030年までに20～30％に引き上げるという、日本国内における広範な取り組みの一環です。
株式会社 e-Mobility Power (eMP)は、東京電力ホールディングス(TEPCO)と中部電力の日本の大手電力会社2社の共同出資会社です。EVの採用を促進するために、eMPは充電の混雑を減らし、充電ステーションへのアクセス性を高め、ユーザがいつでもどこでも自分の車を充電できるように取り組んでいます。
eMPの代表取締役社長である四ツ柳尚子氏は、次のようにコメントしています。「ABBとのパートナーシップにより、高出力＆２台同時充電が可能で、国際標準プロトコルであるOCPPによって遠隔からの制御・保守等も可能な急速充電器の導入は、eMPの掲げるミッションの実現に向けた大きな前進と確信します」
EV充電インフラを最新化するために、eMPは、混雑エリアへの新増設はもとより、更新時期を迎えた低出力充電器をTerra 184に交換していきます。納入は今年秋に開始される予定です。
eMPはTerra 184充電器をロードサイドに立地する店舗、高速道路、その他の公共性の高い場所に設置し、ユーザが迅速かつ簡単にアクセスできるようにします。最大2台の電気自動車を同時に充電できる能力を備えたABBの高速でコンパクトなTerra 184充電器は、日本の都市に最適です。
日本での2019年時点におけるEV・PHVの普及台数は約25万台。急速充電器（20kW以上）が約7,000台、3～6kWの普通充電器が約18,000台稼働しています。
ABB株式会社のエレクトリフィケーション事業本部長である石川雅康は、次のようにコメントしています。「株式会社 e-Mobility Powerの主要株主であるTEPCOは、Eモビリティ革命のさきがけとなったCHAdeMO充電規格の開発を主導しました。日本が新たな持続可能なモビリティの未来への移行を目指す中で、株式会社 e-Mobility Powerに採用いただいたことを大変光栄に思います」
Terra 184 JJスタンダードモデル 
Terra 184 JJ ケーブルマネジメントシステム（オプション）
Terra 184は、ABB Ability™との接続も可能です。これは、デバイスからエッジ、クラウドまで拡張するABBの統一された業界横断的なデジタルオファリングで、集中管理とソフトウェア更新やメンテナンスのためのEV充電インフラの展開に不可欠な迅速なグローバルサービスを提供します。
Terra 184は、ABBのベストセラーの充電器Terraシリーズの最新型であり、CHAdeMO、CCS、ACを含む市場のすべての充電規格をサポートしています。ケーブルマネジメントシステム、スクリーン、クレジットカード決済端末などの高度にカスタマイズ可能な機能を備えたTerra 184は、幅広いEVユーザに最大の充電利便性を提供します。
ABBのEモビリティインフラソリューションのグローバル責任者であるフランク・ミューロンは、次のように締めくくります。「ABB Terra 184充電器は、EV充電ソリューションにおける10年以上の専門知識の成果であり、今日の電気自動車のニーズと未来の電気自動車のニーズの可能性を満たすように設計されています」
ABBは、持続可能な輸送ソリューションの開発において、他の追随を許さない専門知識を有しています。10年前にEV充電市場に参入して以来、80カ国以上に14,000台以上のABB DC急速充電器が設置されています。最近、持続可能な輸送ソリューションの国際的な採択を支援する役割が評価され、グローバルEモビリティリーダー2019を受賞しました。
ABB（ABBN: SIX Swiss Ex）は、より生産的で持続可能な未来の実現に向けて社会と産業の変革に活力を与える、世界をリードするテクノロジー企業です。ソフトウェアをエレクトリフィケーション、ロボット、オートメーション、モーションのポートフォリオに結びつけることで、ABBはテクノロジーの限界を押し広げ、パフォーマンスを新たなレベルに引き上げます。130年以上にわたる卓越した歴史を持つABBの成功は、100カ国以上、110,000人の才気あふれる従業員によって支えられています。 www.abb.com
