ABBが動力を供給する新しいオール電化ナイアガラの滝ツアーフェリーがサービスを開始

ABBが動力を供給する新しいオール電化ナイアガラの滝ツアーフェリーがサービスを開始

メイドオブザミストは、ABBが可能にした持続可能な電力のみで航行する新しい世代のアイコンフェリーをローンチ

2020年10月6日、ABBのフル電動推進装置が設置された船舶2隻の就航が承認されると、ツアーボートの乗客は、排気ガス、エンジン音、振動の影響を受けずに、自然界の驚異の一つを体験できるようになります。

ゼロエミッションフェリーは、メイドオブザミストの会長と有名なエネルギーの先駆者に敬意を表して、それぞれジェームズ・V・グリン号とニコラ・テスラ号と名付けられました。これらは米国で建造された初のオール電化船で、ABBが供給および統合した大容量バッテリパックから電力を供給しています。バッテリに加えて、ABBは新造船向けに陸上充電システムを含む包括的な電力と推進力の統合ソリューションを提供しており、最大の信頼性で持続可能な運航を可能にしています。

ABB takes Maid of the Mist to zero-emissions future

「メイドオブザ ミストは常に技術とともに進化してきましたが、当社の歴史の中で新たなページを開き、ゼロエミッション運航に移行することに興奮しています。ABBとの緊密な協力関係は、このプロジェクトを成功させる上で重要な役割を果たし、ともに達成できたことを誇りに思います」とメイドオブザミスト社の社長、クリストファーM. グリン氏は述べています。

「乗客はナイアガラの滝の壮大な体験を楽しむことができ、環境を守ることができるだけでなく、この船はオール電化船の推進力が受け入れられつつあることを証明しています。私たちは、ゼロエミッション運航に移行するというメイドオブザミスト社の決断に拍手を送るとともに、電力と推進力のソリューションを実装する上でこの先進的な企業と協力できたことを光栄に思っています」と、ABBマリン&ポートディビジョンのプレジデント、Juha Koskelaは述べています

ジェームズ・V・グリン号とニコラ・テスラ号は、それぞれの双胴船体に2つに分かれた316kWhの総容量を提供する1組のバッテリーパックを搭載しており、運航の安全を確保するための冗長性を提供しています。このバッテリにより、電気推進モータは最大400kWの出力に達することができ、ABBの電力、エネルギー管理システムによって制御されています。メイドオブザミストのフェリーは、下船と乗船の間のわずか7分間のプロセスで、水力発電により地元で生産されたエネルギーを使用して充電しています。

船舶から陸上へのバッテリー充電接続を設置した後、ABBは、スイッチボード、ドライブ、統合制御システムに加えて、監視と予知保全のためのABB Ability™ Marine Remote Diagnostic Systemを含む電気、デジタル、接続ソリューションの包括的な範囲をグリン号とテスラ号に供給しました。

ABB (ABBN: SIX Swiss Ex)は、より生産的で持続可能な未来の実現に向けて社会と産業の変革に活力を与える、世界をリードするテクノロジー企業です。ソフトウェアをエレクトリフィケーション、ロボット、オートメーション、モーションのポートフォリオに結びつけることで、ABBはテクノロジーの限界を押し広げ、パフォーマンスを新たなレベルに引き上げます。130年以上にわたる卓越した歴史を持つABBの成功は、100カ国以上、110,000人の才気あふれる従業員によって支えられています。 www.abb.com

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