ABBのサージ防護デバイスが、東南アジア最大規模のデータセンタの事業継続性をサポートしています

ABBのサージ防護デバイスが、東南アジア最大規模のデータセンタの事業継続性をサポートしています

データセンタに対する包括的提案

あらゆる技術の成長において、データセンタセグメントはあらたな側面を見出します。最近では、2010年代前半に見られたように、データストレージ・エンターテイメント・Eコマースへの需要増を背景とした個人用通信デバイスとIoTの増加により、このセグメントでの急激な成長が推進されました。このトレンドはアジア地域でも例外ではなく、2010年代後半にかけて東南アジア地域への新規データセンタ建設事業が進みました。

その中で、ABBシンガポールのエレクトリフィケーションビジネス、旧パワーグリッドビジネスセグメントリーダーで構成されるローカル事業開発チームは、データセンタに特化したお客さま向けワークショップを2017年から開催し、データセンタ事業者をはじめとしたあらゆるステークホルダへの提案や情報交換を行ってきました。

計画段階からプロジェクトを認知し、ステークホルダの声に耳を傾けた結果、数多くのお客さまに対してスイッチギア・UPS・高圧・低圧盤等の製品やソリューションの提案および提供が実現しました。

その一つが、Google社がシンガポール西部に建設した、東南アジア最大規模となる180MWのデータセンタです。

落雷密度の高いシンガポールにおけるサージ防護デバイス(SPD)の提案

データセンタ事業においては、信頼できる電力供給および配電、また設備のダウンタイムを最小限に抑えて運転を継続することが最大の課題の一つであり、落雷被害から設備を保護するSPDは非常に大きな役割を果たします。

このデータセンタが建設されたシンガポール西部は、落雷密度が高い(年間平方キロメートルあたり25回)という地域的特性を持ち、したがって雷保護レベル1*という高いレベルの保護機器が必要となっていました。また、シンガポールの落雷に対する国内指針「SS555」への対応も必須でした。

ABBシンガポールセールスユニットのテクニカルチームは、シンガポールにおけるこれらの地域的要求を、プロジェクトの計画段階初期から熟知していました。

彼らはSPDのグローバルプロダクトチーム、さらに現地の技術代理店といった関係者と密に連携し、当案件の技術的要求を満たすSPDソリューションを検討しました。

その結果、当案件のコンサルティング会社に対して、データセンタの主配電盤および分電盤向けのSPD、さらに建造物の雷保護システムについて、シンガポールの地域的要求を踏まえた最適な提案を行いました。

セーフティリザーブシステムによる運転と保護の継続

さらに、ABBのSPDの特長であるセーフティリザーブシステムは、データセンタの安定運用と完全な保護の両立という付加価値を与えました。

セーフティリザーブシステムでは、SPDの保護機能が劣化し寿命に近づいていることをあらかじめ知ることができ(リザーブ状態)、かつ同状態でも依然として保護の継続が保証されています。

落雷密度の高い地域にありながら、データセンタの安定的な運転継続を実現させることに、セーフティリザーブシステムをもつABBのSPDは大きく貢献しています。

* 雷保護レベル(Lightning Protection Level):IEC62305-4で定義される、雷電流パラメータの発生確率に関係する数値。4つの雷保護レベル(最高1~最低4)に分類される。

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