チェーンソーメーカーがABBの協働ロボットを採用し、柔軟性と競争力の向上を図る

屋外電気製品のトップメーカーであるHusqvarna社は、競争力向上における自動化の価値を認識しています。協働ロボットソリューションによって、同社のチェーンソーの製造ラインは柔軟性を増し、より高い費用対効果を得ています。

概要

アプリケーション
Husqvarna社の林業、農業、園芸向けチェーンソー製造  

チャレンジ
同社は、生産のスピードアップを支援し、将来の変化に対応できる柔軟性を両立させる方法を模索していました。また、製造プロセスには、部品のネジ締めによる組み立てなどのいくつかの労働集約的な工程があり、作業者は退屈な繰り返し作業に縛り付けていました。  

ソリューション
同社は現在、YuMi®双腕型協働ロボットや、SafeMove安全ソフトウェアとレーザースキャナを搭載したABB IRB 1600産業用ロボットなど、ABBの協働型のソリューションを使用しています。

60年以上にわたり、Husqvarna社は、林業、農業、園芸のためのチェーンソー全般において、高性能、使いやすさ、安全性で定評を得てきました。

同社は、継続的な成功を確立し、常に競合他社の先を行くことを可能にするため、自社製品の製造において新しい方法を探し続けています。2018年には、チェーンソーにスタータを搭載する製造工程の一部を更新することを決定しました。これにより、より早く、より柔軟に、そして混乱や潜在的な無駄に繋がるエラーを減らせます。

これを達成するため、同社は製造ラインの作業者と隣り合って働く協働ロボットを導入することで、柔軟性を高め、作業員をより高度な作業に振り向けることができるようになりました。

「私たちは、将来的に業務拡大やタスク変更できる柔軟性を備えながら、比較的迅速に実行できる柔軟な協働型ソリューションを望んでいました」とHusqvarna社のテクニカルマネージャーのJimmie Sollén氏は述べます。

YuMi - 生産の改善

代替ソリューションを分析した後、Husqvarna社はABBの協働型双腕ロボットのYuMi ®を選びました。このロボットは現在、組立ラインで作業者と隣り合って作業し、チェーンソーにスタータを取り付けるため、ネジのピックとネジ締めの作業を担当しています。  

現在、YuMiは、1シフトあたり400台以上のチェーンソーの生産に使用されており、組立工程における繰り返し精度の向上や偏りの減少など、複数のメリットをもたらしました。さらに、ネジ締め作業の繰り返しによる人間工学的な問題も軽減され、作業者の作業環境も改善されました。

Jimmie Sollén氏は次のように述べています。「これは我々が以前使用していたものよりもはるかに優れた、信頼性の高いソリューションですこのロボットのおかげで、オペレーターは退屈な作業から解放されました。問題が発生した場合、製造ラインのチームリーダーが介入し、プロセスをリセットすることも非常に容易です。YuMiのおかげで、はるかに柔軟な生産が可能になりました」

「ネジ締め作業にYuMiを使用することは、私たちが行った最良の決定の1つです」と、組立ラインのプロダクションテクニシャンおよびチームリーダーであるJohan Håård氏は述べています。「特に、YuMiは、作業者にとって単調である多くの作業を軽減します。手作業によるネジ締めはお客さまに直接のメリットをもたらすわけではない退屈事なので、作業者のためにできるだけ多く、ネジ締めの手作業を排除したいと考えています」と付け加えました。

産業規模の協働

YuMiの導入に成功したことで、Husqvarna社は、チェーンソーの生産を改善するためにロボットを使用する別の方法を調査することになりました。その結果、2020年には、チェーンソーの生産工程の別のステージを処理するために、同じ組立工程に2つ目の協働型ソリューションが導入されました。これは、チェーンキャッチャーを取り付けながら、チェーンソーのハンドル装置をネジで組み付けるというものです。SafeMoveソフトウェアとレーザースキャナを搭載したABB IRB 1600産業用ロボットを採用したこのソリューションは、大規模な安全柵オペレータを必要とせず、作業者との安全なコラボレーションを可能にします。一部は柵なしでの作業も可能です。   

Jimmie Sollén氏は、「第2の協働型ソリューションを検討し始めたとき、このABBロボットと伝統的な改善作業により、製品あたりのコストをさらに削減することができ、競争力を高めることができるとわかりました」と述べました。

将来的にはより多くのロボットソリューションを

YuMiが組立ラインのチームの一員として受け入れられたことで、Husqvarna社は今後も洗練されたロボットソリューションへの投資を継続し、製造の柔軟性とコスト効率をさらに向上させていきます。

「私たちは、常に協働ロボット、または協働型ソューションを活用して、より多くの協働ソリューションのための新しい自動化の方法を模索し、非常に野心的な計画を持っています。このようにして、私たちの工場は、さらに競争力のあるものになるでしょう」とJimmie Sollén氏は述べています。

「今後の投資活動において、ABBを戦略的なパートナーであると考えています。私たちはこの協力関係にとても満足しています。私たちは、常にABBから必要なサポートを適切なタイミングで受け取っています」

リンク

お問い合わせ先

ダウンロード

記事を共有する

Facebook LinkedIn X WhatsApp