ABBのA255-L形過給機、マキタからの受注で日本デビュー

ABBのA255-L形過給機、マキタからの受注で日本デビュー

日本のエンジンメーカーである株式会社マキタは、ケミカルタンカー向け主機エンジンにABBの最新形低速エンジン用過給機を採用しました。コンパクトかつパワフルなA255-L形過給機が日本製エンジンに搭載されるのは初めてのことです。

  • ABBのA255-L形過給機
  • Engine and A255-L turbochargers

この過給機は、MAN B&W機関のライセンス生産を行っている株式会社マキタ が製造する6S40ME-B9.5エンジンに搭載されます。 A255-Lは、小型でありながら高い過給機効率を提供するように設計されており、小口径2ストローク舶用エンジン自体のサイズを縮小し、エンジンルーム設計の柔軟性を高めます。

A255-L形過給機を搭載したエンジンは、陸上公試運転を完了し、今月国内造船所に納入されます。今回の実機での試験では、全負荷域において良好な過給機性能を発揮し、ピークにおいては過給機効率70%を超える結果が得られ、高いポテンシャルを有する過給機であることが確認できました。

株式会社マキタは小口径2ストローク舶用エンジンの主要メーカーであり、技術および経済的パフォーマンスの両方に重点を置いています。 A255-Lは、既に広く採用されているA200-L形過給機の設計に基づいており、ダウンサイジングにより初期コスト(CAPEX)と、運用コスト(OPEX)の両方でメリットを提供します。また、NOxおよびSOx削減技術にも配慮するよう設計され、今後のGHG削減等による環境規制の準拠に貢献します。

株式会社マキタの担当者は、次のように述べています。

「エンジンメーカーとして過給機の小型化、軽量化、そして高効率化は非常に重要なポイントです。またケミカルタンカーはその特性上、工事できる場所が限られるため、信頼性の高い過給機であることも重要になります。その点でA255-Lは我々のニーズを十分に満たしており、また過給機効率が高ければ燃費削減にも良い影響を与えエンジンの競争力向上に寄与するため、それが可能な過給機であることを実機上で確認できたことにも大変満足しています」

A255-L形過給機は、主に小口径2ストローク舶用エンジンを使用する10,000〜40,000dwtクラスの小型船に搭載可能です。このクラスの船舶は一般的に、ばら積み貨物船、タンカー、自動車運搬船などであり、日本の造船所でも数多く建造されています。

またABBのグローバルセールス・ロースピードターボチャージャーの責任者であるAlexandros Karamitsosは次のように述べています。

「日本は主要な造船市場であり、日本のエンジンビルダは高い品質を細部にいたるまで追求することで知られています。コストへの圧力が高まる中、株式会社マキタからの受注はA255-Lの高い性能と競争力の両方を示しています」

ABB Turbochargingは、500kWから80,000kW以上のエンジンに対応する過給機技術およびデジタル最適化ソリューションにおいて世界的に業界をリードしています。200,000台以上のABB製過給機が稼働しており、世界中に100以上のサービスステーションを展開しています。

プロセスオートメーション:ABBのプロセスオートメーションビジネスは、プロセスおよびハイブリッド産業向けの自動化、エレクトリフィケーション 、デジタル化のリーダーです。世界市場No 1.の分散型制御システム、ソフトウェア、ライフサイクルサービスおよび計測機器、分析機器、船舶や過給機などの業界固有の製品を含む製品、システム、エンドツーエンドの幅広いポートフォリオをお客さまに提供しています。世界市場第二位の企業として、深い専門知識、多様なチーム、グローバルの拠点により、お客さまの競争力や投資収益の向上、安全でスマートかつ持続可能な運営をサポートしています。

ABB (ABBN: SIX Swiss Ex)は、より生産的で持続可能な未来の実現に向けて社会と産業の変革に活力を与える、世界をリードするテクノロジー企業です。ソフトウェアをエレクトリフィケーション、ロボット、オートメーション、モーションのポートフォリオに結びつけることで、ABBはテクノロジーの限界を押し広げ、パフォーマンスを新たなレベルに引き上げます。130年以上にわたる卓越した歴史を持つABBの成功は、100カ国以上、105,000人の才気あふれる従業員によって支えられています。 www.abb.com

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