ABB、バルチラ社の新しいスマートテクノロジーハブに一次配電ソリューションとロボット技術を提供

ABB、バルチラ社の新しいスマートテクノロジーハブに一次配電ソリューションとロボット技術を提供

ABBは、フィンランド・ヴァ―サ市のヴァスキルオトに完成するテクノロジー企業バルチラ社のスマートテクノロジーハブ研究・製品開発・生産センターに保護リレーを備えた一次配電ソリューションとロボット技術を提供します。

バルチラ社は船舶・エネルギー市場向けのスマートテクノロジーおよびライフサイクルソリューションのグローバルリーダーです。ABBはバルチラ社の技術パートナーとして、テクノロジーセンターにおける信頼性、高エネルギー効率、持続可能なソリューションおよび自動化された生産プロセスの確保を担っています。

ABBフィンランドは、スイッチギアと保護リレーを備えた一次配電ソリューションおよびABBのロボティクス技術パートナーとともにロボット技術を納入・設置しました。ABBはシステム全体の実装サービスも担当します。

「バルチラ社のヴァーサにある最新の研究・製品開発・生産センターでフィンランドトップレベルの技術専門知識を提供できることを嬉しく思います。保護リレーを備えた一次配電ソリューションにより、センターでの安全かつ持続可能でエネルギー効率に優れた配電と使用が可能になります」とABBのセールスマネージャーであるMika Numminen説明します。

配電プロジェクトの管理、設計および導入は、ヴァーサにある現地ABBのエネルギー産業ディビジョンが担当するので、必要な時にすぐにサポートが受けられます。さらに、この施設では、バルチラ社の生産を自動化するために多数のABBロボットが使用されています。要求の厳しい生産プロセスのアプリケーションは、ABBのロボティクス技術パートナーとともに設計・実装されました。

協働による新しいソリューション

バルチラ社の新しいテクノロジーセンターは、企業、団体、スタートアップ企業、大学が出会い、経験を共有し、海運およびエネルギー産業のための新しいスマートソリューションを創出できるエコシステムです。

ABBとバルチラ社は、発電所や船舶の配電・自動化ソリューションにおいて数十年にわたり協働してきました。

「当社の長年の経験が新しいテクノロジーセンターで役立てられます。ここでは、安全で効率的な作業環境を促進するために複数の事業分野からのソリューションが採用されます。また、スマートテクノロジーハブとその協力機会を活用して、バルチラ社や他のお客さまのための新しい電力および自動化ソリューションを創出できます」とNumminenは付け加えます。

「当社のパートナーネットワークにABBが加わることは非常に喜ばしく、私たちはさらに協力を深めることができます。テクノロジーセンターに最高の製品とソリューションを提供できるプレーヤーのようなスマートテクノロジーハブ・テクノロジーパートナーを選びました。同時に、舶用・エネルギー産業ソリューションの開発と展開のために、相互に有益なアジャイルエコシステムを構築してまいります」とバルチラ社のデリバリーマネジメント部門のディレクターであるVesa Riihimäki氏は述べています。

  • ABBは、今年ヴァーサ市ヴァスキルオトに完成するテクノロジー企業バルチラ社のスマートテクノロジーハブ研究・製品開発・生産センターに一次配電ソリューションとロボット技術を提供します。写真:バルチラ社
  • ABBのRelion®REX640保護リレーを搭載したUniGearは、ABBが提供する一次配電ソリューションの一部であり、安全かつ持続可能でエネルギー効率に優れた電力供給と使用を可能にします。
  • スマートテクノロジーハブでは、さまざまなタイプのABBロボットが、バルチラ社の生産を自動化します。高可搬重量ロボットIRB 8700は、同クラスにおいて最速を誇り、最大可搬重量は1000kgにおよびます。

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