- ABBの初期投資に基づき、出資比率を67%から80%に引き上げるものです
- 追加投資は、2019年から2021年の中国市場でのCAGR30%達成という強力なChargedot社の業績に基づくものです
- 中国のEVの高出力充電と輸出の機会に対する需要の高まりの中、ABB E-モビリティを中国でのさらなる成長に向けて位置付けるものです
ABBは本日、中国の電気自動車(EV)充電プロバイダであるChargedot Shanghai New Energy Technology Co., Ltd.(以下Chargedot社)の過半数の株式持ち分を80%に引き上げたことを発表しました。 ABBは、2020年3月にChargedot社の株式67%を取得していました。追加投資は、ABB Eモビリティの成長戦略の一部であり、急速に成長する中国モビリティ市場におけるABBの地位をさらに強化します。本取引の財務条件は開示されていません。
中国は2021年に7年連続で世界一のEV販売台数を記録し、電気自動車の販売台数は350万台を超え、2020年の1.6倍に増加しました。
ABBのE-モビリティディビジョンのプレジデントであるフランク・ミューロンのはこう述べています。「2020年にABBが買収して以来、Chargedot社の事業は2桁の力強い成長を遂げています。ABBは、安全でスマートかつ持続可能な充電用ハードウェアおよびソフトウェアソリューションのイノベーションを中国市場に提供し、上海汽車集団股份有限公司、Xpeng社、広汽トヨタ自動車有限会社といった大手企業をサポートしてきました。今後、中国の高出力充電ソリューションに対する需要と中国のOEM向けの輸出戦略は、どちらも大幅な成長を示しています 。このため、当社のグローバルな経験を活かして、中国のお客さまをさらにサポートし、市場シェアを拡大するための強力な機会があると考えています」
Chargedot社は、EV充電インフラのグローバルリーダーであるABBの専門知識を活用することで、確立したAC充電事業をABBの革新的な高出力・液冷充電技術とスマートな負荷管理技術で補完し、市場への浸透を高めることができました。
今回の出資により、ABBは、中国最大の自動車メーカー上海汽車集団股份有限公司の子会社である上海SAIC安陽充電技術有限公司(20%の株式を保有)と共に、Chargedot社の2つの株主のうちの1つとなります。
ABB (ABBN: SIX Swiss Ex)は、より生産的で持続可能な未来の実現に向けて社会と産業の変革に活力を与える、世界をリードするテクノロジー企業です。ソフトウェアをエレクトリフィケーション、ロボット、オートメーション、モーションのポートフォリオに結びつけることで、ABBはテクノロジーの限界を押し広げ、パフォーマンスを新たなレベルに引き上げます。130年以上にわたる卓越した歴史を持つABBの成功は、100カ国以上、105,000人の才気あふれる従業員によって支えられています。 www.abb.com