高級食材の包装工場がABBの協働ロボットを使って競合他社に先んじる

ベトナムの食品・スナック包装工場では、ABB GoFa™協働ロボットを使用して、スタッフを保護しながら生産量を最大化し、競争力を維持しています。

概要

アプリケーション: 
ナッツの袋をカートンへ積み込むピック&プレースアプリケーション

チャレンジ: 
バガーラインから製品の袋を取り出し、カートンへ迅速かつ自動的に積み込み、スタッフの怪我を回避する。    

ソリューション: 
ABB GoFa™協働ロボットは、1kgの袋詰めナッツをカートンに積み込みます。従業員と一緒に作業することで、袋詰めラインのスピードに合わせると同時に、スタッフが重いものを持ち上げる必要がないようにします。

ベトナムのある高級食品包装工場では、ABBの新しいGoFa™ 協働ロボットを使用して、カシューナッツの需要増に対応し、従業員を保護し、従業員の時間とスキルをより有効に活用しています。ビンズン省のDan D Pak工場では、ABBのGoFa協働ロボットが袋詰めされたナッツをカートンに入れ、24時間体制で作業し、世界中のお客さまからの製品の需要増に対応しています。

ロボットによる自動化を検討した主な動機の1つは、スタッフの健康と安全を守ることでした。Dan D Pak のオーナーである Dan On 氏は、「ロボットは、何百ものナッツの袋を正確に扱っています。1つのスタックに70ケースあり、それぞれ11kgの重さがあります。これを1層ずつ人にやらせたら、人間には到底できない精度の高さです。長時間の集中作業なので、ケガをするリスクもあります」

「パンデミックによって、生産量を維持し、業界で競争力を持つには、自動化が唯一の答えであることが証明されました」とダン氏は言います。

同社は、ABBにロボットのソリューションを求めました。工場内に従来の産業用ロボットを設置するスペースがなかったため、ABBはGoFa協働ロボットを推奨しました。最大5kgの可搬重量を人と一緒に安全に作業できるように設計されており、場所をとる安全柵やゲートは必要ありません。

増産への対応

同社は、ベトナム、アメリカ、カナダの工場でABB FlexPickerロボットを使用していますが、協働ロボットの使用は今回が初めての経験です。

「当初は、1袋1kg弱の袋を1分間に22袋という速度で梱包していました」とダン氏。「GoFaの納品直前に、より高速なスケールと高速なバガーを採用し、毎分35〜36袋の能力が得られるように梱包装置をアップグレードしました。この高速性に見合う2台目が必要だと実感しました」

吸引グリッパで2袋ずつピックアップしてカートンに入れる1回の荷物の重さは2kgです。手作業で行っていた頃は、一度に1袋しかピックアップできませんでした。1人の作業員が1分間に18袋をピックアップすることができます。高速バガーにラインをアップグレードすると、需要に応えるために2人が必要になりました。現在では、GoFaがこれらの作業を行うため、作業員は他の仕事に振り向けることができるようになりました。

「GoFaは、生産性の向上だけでなく、小回りが利くという柔軟性も兼ね備えています。また、必要に応じて工場内の他の場所に移動させることも可能です」とダン氏は語ります。

「GoFaは、製品の変更性にも対応できます。素早くセットアップができ、将来的にもっと多くの製品に対応できる能力を持っています」

同社は、ABBのサポートに満足しています。「ABBのエンジニアはとても熱心で、豊富な知識を共有してくれました」とダンオン社工場長のTri Ho Quang氏は語ります。 「ABBとの提携プロジェクトが増え、より多くの可能性が生まれることを期待しています」

協働ロボットがもたらす競争優位性

ABB協働ロボットの主な利点の1つは、同社のスタッフを酷使するリスクを冒すことなく、24時間365日の生産体制に移行できることです。また、ロボットを使用することで、スタッフが多能工となり、工場内のどこでも複数の作業を行えるよう訓練することができます。

「うちの社員はよく訓練されているので、長時間働かなくても給料はいいんですよ」とダン氏。「ロボットの操作や技術の使い方を教育しているので、プロの技術オペレーターになることができます」

競合他社はもっと多くの人を使い、コストを押し上げています。「最新のテクノロジーを駆使し、従業員の生産性を高めることで、競争力を最大限に高めることができるのです」とダン氏は語ります。「GoFaは人との相性が良いので、社員からも支持されており、もっとロボットを増やしてほしいという声が上がっています。新しい工場を建設したばかりで、さらなる自動化に飢えています」

同社は、物流、自動ラックシステム、在庫管理などの業務にロボットを活用する野望を抱いています。「6ヵ月以内に、ロボットによる在庫管理を行う予定です。そうすれば、12名のスタッフを工場内の他の作業に振り向けることができます」とダン氏は付け加えます。「また、ロボットのプログラミングや操作方法を学ぶことができるため、スタッフのスキルアップにもつながっています」

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