北極圏からサハラ砂漠まで、極限環境下でのABB MVスイッチギア試験を開始

北極圏からサハラ砂漠まで、極限環境下でのABB MVスイッチギア試験を開始

  •  ABBは運転状態の高圧(MV)スイッチギアを試験するための欧州初となる気候試験室を開設
  •  最高温度80°C、最低温度-50°Cでの過酷な環境シミュレーションおよび汚染試験
  •  異常気象により電力系統に大きな負荷がかかる際でもABBスイッチギアの運転を保証

チェコ共和国ブルノにある革新的な気候試験室では、運転状態のすべてのABB屋内用MVスイッチギアパネルの試験が実施され、最も過酷な動作環境で24時間365日稼働することを確認します。

ABBは70万ユーロを投資して、欧州初となる最先端の試験施設を開設しました。この施設では、最低気温-50°Cから最高気温80°Cまで、過酷な気候条件や汚染状況をシミュレーションします。また、スイッチギアの劣化を早める原因となる湿度0〜100%および結露試験も実施されます。

高度な試験はコンポーネントごとに4~8週間をかけて実施され、ABBスイッチギアは現在の規格を超えて、新しい規格(IEC/TS 62271-304クラス1からクラス4まで)に準拠するようになります。これにより、最も過酷な気候条件や汚染された環境での稼働において、運転状態のABB MV屋内用スイッチギアソリューションの品質と信頼性が向上し、お客さまのサイトでの故障や計画外のダウンタイムが削減されます。

ABBディストリビューションソリューションズのグローバルテクノロジーマネージャーであるMartin Stefankaは次のように述べています。「当社の新しい気候試験室は、現在の規格要件を超えたスイッチギアの限界を理解するのに役立ちます。最も寒い北極圏の気温からサハラ砂漠の息苦しい暑さまで、最も過酷な条件をシミュレーションすることで、製品の信頼性と電力系統のレジリエンスを高め、お客さまが24時間365日稼働を維持できるよう貢献してまいります」

  • 気候試験室
  • 気候試験室に設置されたUniGearスイッチギア
  • 高圧コンポーネント - 気候試験室で試験体を動作させるために電圧源を備えた状態
  • 気候試験室に設置されたUniGearスイッチギア

ABB (ABBN: SIX Swiss Ex) は、より生産的で持続可能な未来の実現に向けて社会と産業の変革に活力を与える、世界をリードするテクノロジー企業です。ソフトウェアをエレクトリフィケーション、ロボット、オートメーション、モーションのポートフォリオに結びつけることで、ABBはテクノロジーの限界を押し広げ、パフォーマンスを新たなレベルに引き上げます。130年以上にわたる卓越した歴史を持つABBの成功は、100カ国以上、105,000人の才気あふれる従業員によって支えられています。 www.abb.com

ABBエレクトリフィケーションは、エレクトリフィケーション製品とソリューションのグローバルリーダーであり、世界100 カ国以上で事業を展開し、200 以上の製造拠点を有しています。50,000人以上の従業員が、安全でスマートかつ持続可能なエレクトリフィケーションソリューションを提供することで、人々の生活、つながり、仕事のあり方を変革するために尽力しています。私たちは、エレクトリフィケーションの未来のトレンドを形成し、技術とデジタルの革新によって差別化を図るとともに、ユーティリティ、産業、建築、インフラ、モビリティの各分野のお客さまに卓越したオペレーションによる体験を提供しています。 https://go.abb/electrification


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