- EUの最新のFガス規制案は、高圧ガス絶縁スイッチギア(GIS)のSF6使用禁止日として2026年および2030年を提案
- 代替ソリューションの試験運用により、SF6 フリーの GIS 技術へのシームレスな移行を支援
- 新しいホワイトペーパーでは、差し迫る規制変更に対応する方法に関する専門家のアドバイスを紹介
今年初めに発表された欧州連合(EU)の最新のFガス規制案を受けて、ABBは、この重要な移行を行うエンジニアを支援するために、無料でダウンロードできるホワイトペーパー「より確実な未来への移行」を作成しました。
EUのFガス規制は、SF6ガス絶縁スイッチギア(GIS)の新規設置を含む、高圧(MV)電気機器におけるSF6の禁止に関する主要な日程がまとめられており、六フッ化硫黄(SF6)を含む強力で有害な温室効果ガス排出量を2030年までに2014年比で3分の1に削減することを目指すものです。2022年の提案では、CO2の25,200倍の高い地球温暖化係数を有し、すでに確立しているものの環境に有害な絶縁ガスであるSF6の使用を段階的に廃止するための重要な新規制案が提言されています。これは、ABBのecoGIS™シリーズの先駆的な製品を含む、このレベルの規制への道を開くSF6代替品の開発によって可能になりました。
この新しいホワイトペーパーでは、信頼性の高い低圧設計の12~40.5kVのMVガス絶縁開閉スイッチギアのSF6フリープロジェクトを2015年から現場で複数成功してきた実績に基づき、移行を成功させるために必要な関連手順を解説します。これには、最新のEU提案のすべての主要な日程、詳細なケーススタディ、代替MV GISを指定するための4段階アプローチ、およびFガスが環境に有害である理由についての専門家の洞察が含まれています。
ABBのシニアプリンシパルエンジニアであるMaik Hyrenbachは次のように述べています。「EUが提案したSF6 MV GISの設置禁止日が初めて示されました。つまり、より持続可能な代替ソリューションへの移行を開始していない企業は、開始しなければなりません」
「ABBの最新のホワイトペーパーには、製品選定、試験運用、仕様変更を成功させるためにエンジニアや仕様担当者が知っておくべき有益な情報が記載されています。これには、ABBの実証済のSF6フリーAirPlus™ MV GISに関する関連情報も含まれています。Fガス規制をより早期に満たすために、ABBが他のメーカーも利用できるように一般に公開された技術です」
「持続可能なスイッチギア分野におけるパイオニアとして、ABBは、意思決定者に情報を提供し、前向きな変化を導く教育リソースを創出することにより、配電業界がEU法や地方自治体の取り組みに対応できるようにしています」
ホワイトペーパー（英語）をダウンロードするには、こちらにアクセスしてください。
ABB (ABBN: SIX Swiss Ex) は、より生産的で持続可能な未来の実現に向けて社会と産業の変革に活力を与える、世界をリードするテクノロジー企業です。ソフトウェアをエレクトリフィケーション、ロボット、オートメーション、モーションのポートフォリオに結びつけることで、ABBはテクノロジーの限界を押し広げ、パフォーマンスを新たなレベルに引き上げます。130年以上にわたる卓越した歴史を持つABBの成功は、100カ国以上、105,000人の才気あふれる従業員によって支えられています。www.abb.com
安全でスマートかつ持続可能な方法で世界を電化しているABBエレクトリフィケーションは、電力供給源からソケットまでの配電・管理における世界的な技術リーダーです。世界的に電力需要が高まる中、100カ国の50,000人以上の従業員がお客さまやパートナーと協力し、人々のつながり、生活、仕事のあり方を変革しています。私たちは、全産業におけるエネルギー効率化や低炭素社会を実現する革新的な製品、ソリューション、デジタル技術を開発しています。世界的な規模と地域に根差した専門性を生かし、世界のトレンドを形成、サポートし、お客さまへ卓越性を提供し、社会の持続可能な未来に力を与えます。 go.abb/electrification
