ABB、スウェーデンのヴェステロースに完全自動生産ラインを新設

• ABBエレクトリフィケーションスマートパワーは、コンタクタの製造ラインの完全自動化に投資
• 自動化により、スウェーデンのABBヴェステロース工場の生産効率と作業環境が改善

ABBは、スウェーデンのヴェステロースにあるコンタクタの新設製造ラインの完全自動化に4,000万クローネ(400万米ドル)以上を投資しました。ABBエレクトリフィケーションスマートパワーのコンタクタは、モータ、列車、風力発電などのアプリケーションで大電流を安全に制御するために使用されます。

ABBエレクトリフィケーションスマートパワーのハブディビジョンマネージャーであるLinda Wennbergは、次のように述べています。「今回の投資は将来への積極的なコミットメントです。電力化と発電方法の転換が進むことで、これまでも電源を迅速かつ頻繁にオン/オフするアプリケーションに安全で信頼性の高いスイッチングを提供してきたABBコンタクタに対する需要はさらに高まるでしょう。完全に自動化された生産ラインによって、ABBの競争力は高まり、お客さまへの納品スピードと品質はさらに向上します」

この自動化された生産ラインにより、ABBは複雑な顧客要件により効率的に対応し、３つのサイズと数百種類の異なるバリエーションのコンタクタを製造することができます。組み立てはABBロボット14台で完全に自動化されており、高レベルの品質と安全性を実現しています。この生産ラインは、同国内シェブデにあるElektroautomatik社が設計・構築したもので、ABBの制御システム、オペレータパネル、リレー、安全システムも採用されています。

「新しい生産ラインは人間工学と生産性の両方を向上させ、ABBのハイテク製品で構築された完全なソリューションの優れたショーケースとなっています」と、ABBエレクトリフィケーションスマートパワーのプロジェクトマネージャーであるKarin Lundbomは述べています。

生産ラインは、ABBエレクトリフィケーション スマートパワーのR&D部門と緊密に協力して開発されました。また、ABBヴェステロース工場は、サプライヤと協力して材料の再梱包を最小限に抑えることで、より効率的な出荷作業と従業員の身体的負担軽減の両方を実現しています。

「ABBでは、自動化によって作業者の技能が反復的なタスクから高度なスキルを要する役割に進化しています」と、ABBエレクトリフィケーションスマートパワーの製造マネージャーであるKarin Lundbomは述べています。「私たちの職場環境は大きく改善されました。ABBの作業者にとって、完全に自動化されたラインに責任を持つことは、トレーニングと専門能力開発を必要とし、高度なスキルを要する仕事の機会を得ることにつながるのです」

ABB (ABBN: SIX Swiss Ex) は、より生産的で持続可能な未来の実現に向けて社会と産業の変革に活力を与える、世界をリードするテクノロジー企業ですソフトウェアをエレクトリフィケーション、ロボット、オートメーション、モーションのポートフォリオに結びつけることで、ABBはテクノロジーの限界を押し広げ、パフォーマンスを新たなレベルに引き上げます。130年以上にわたる卓越した歴史を持つABBの成功は、100カ国以上、105,000人の才気あふれる従業員によって支えられています。 www.abb.com 

ABBレクトリフィケーションについて: 安全でスマートかつ持続可能な方法で世界を電化しているABBエレクトリフィケーションは、電力供給源からソケットまでの配電・管理における世界的な技術リーダーです。世界的に電力需要が高まる中、100カ国の50,000人以上の従業員がお客さまやパートナーと協力し、人々のつながり、生活、仕事のあり方を変革しています。私たちは、全産業におけるエネルギー効率化や低炭素社会を実現する革新的な製品、ソリューション、デジタル技術を開発しています。世界的な規模と地域に根差した専門性を生かし、世界のトレンドを形成、サポートし、お客さまへ卓越性を提供し、社会の持続可能な未来に力を与えます。 go.abb/electrification