大阪・関西万博が、2025年4月13日~10月13日の184日間、大阪市此花区の夢洲で開催され、自家用車による来場者は、会場近隣の万博パークアンドライド(P&R)駐車場に駐車し、P&Rシャトルバスで会場に向かいます。岡電気工業所は、舞洲・尼崎・堺・夢洲、4カ所の駐車場に計85台のTerra AC Wallbox充電器と同社が設計した付帯設備を設置し、イベントに来場する電気自動車(EV)ユーザに優れた充電体験を提供します。
岡電気工業所は、1935年に大阪市北区で創業し、化学業界、製薬業界、食品業界などの特殊環境下での電気設備、ユーティリティ配管、機械関係工事を請け負う、業界で選ばれる企業として関西エリアを中心に複数の拠点を有し全国で事業を展開しています。電気・計装工事の実績を活かして2020年から充電インフラビジネスを開始し、2023年からABBの充電インフラサービスエンジニアリングパートナーの1社になりました。
開催期間中、岡電気工業所はCELシステムという自社システムを用いて、Terra AC Wallboxの監視・制御を行い、予期せぬ不具合を早期発見して迅速に解消することで、円滑なイベント運営に貢献します。Terra AC Wallboxは、国際標準規格であるOCPP(Open Charge Point Protocol)に則り、充電器の保守・運用等を専用の端末や特別なネットワークを介さずに容易に行うことができます。また、CELシステムのイーブンシェアプログラムを提供することで、Terra AC Wallboxのデマンド制御が可能となり、少ない電力で最適なEV充電を提供します。
岡電気工業所の代表取締役である津田 良氏は、次のように述べています。「大阪・関西万博を通じて、弊社のサービスをより多くの方々へ発信し、万博終了後も社会に広くEV充電インフラを充実させてまいります。特にEVユーザにとって需要が高いと言われる既設集合住宅に対して、私たちがこれまで培ってきた電気・計装工事の経験を活かし、CELシステムとTerra AC Wallboxを積極的に導入していくことで、子供たちが笑顔で暮らせる未来の街づくりに貢献します」
ABBのTerra AC Wallbox充電器は、市場にある全てのEVと互換性があります。家庭、オフィス、商業施設に最適なAC普通充電器で、一般的なコンセントタイプより速いスピードで充電が可能な6kWの出力に対応しています。過電流・過電圧保護などの安全装置が内蔵され、独立した第三者安全認証機関による最高レベルの安全基準で評価・試験されています。世界累計販売台数100万台超を誇り、日本国内では2022年の販売開始から、自動車ディーラーを中心に1,100台以上販売しています。2024年に一般財団法人日本自動車研究所認証センター(JARI)の認証基準に適合し、一般財団法人次世代自動車振興センター(NeV)令和6年度補正 第1期、第2期の補助金対象となる予定です。