ガス事業法対応 プロセスガスクロマトグラフ PGC1000

JIS K2301、ガス事業法対応、現場設置可能。

ヘリウム枯渇状況が長期化する中、

キャリアガス調達費用にお悩みを持つお客様のピンチヒッターです。


ABB株式会社 計測・分析機器事業部

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ガスクロマトグラフの運用で、お悩みではありませんか?

  • ヘリウムガスの枯渇状況が長期化する中、ガスクロのキャリアガス調達費用がどんどん負担に
  • 安全管理の観点からプロセスガスクロ(防爆)を運用したいが、良いものが無い。
    職場や近隣住民のことを考えると不安
  • プロセスガスクロを導入予定だが、計装空気設備の増強が必要になり予算が足りない...

ご安心ください。ABBのPGC1000がそのお悩みを解決します!

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PGC1000の特長

JIS K 2301、ガス事業法対応
ガス事業法指定様式で分析結果の自動帳票出力(注)が可能。
注:自動帳票は付属PCで実施されます。
計装空気不要、年次交換が必要な消耗品無し
キャリアガス(ヘリウム)消費量を大幅に削減
ヘリウムキャリアガス(47Lボンベ)消費量は24時間365稼働させても年間約2本。
国内防爆(TIIS)取得済、分析計小屋不要
本体約20kg、周囲温度管理不要、防爆エリアに現場設置可能。
H2キャリア対応
令和4年12月20日付で改正されたJISK2301追記「水素(H2)キャリアガス」の使用に対応

PGC1000外観

卓上型をお探しのお客様へ

室内等の非防爆エリアで運用をされるお客様向けには、卓上型も提案させて頂いております。
PGC1000の特徴をそのままに、室内で運用を頂けます。

PGC1000(卓上型)外観


 

PGC1000は、LNG、LPG、都市ガス、付臭剤の

管理コストと労力を大幅に削減いたします。


Q&A


なぜ、熱量測定が必要になるのでしょうか?

ガス事業者の供給するガスの熱量は、ガス料金の算定基準の一要素となるばかりではありません。
熱量が著しく変動すると、保安上の問題が生じることになります。
このためガス熱量は、ガス事業法第21条、施行規則第21条及び関連告示により、
毎日午前及び午後の各1回所定の時間にJIS K2301の方法で測定し、記録を1年間保存すること
が義務づけられています。

PGC1000で測定可能な天然ガスの種類を教えてください。

メタン

0 – 100%

エタン

0 – 25%

プロパン

0 – 25%

ノルマルブタン

0 -10%

イソブタン

0 -10%

ネオペンタン

0 – 1%

イソペンタン

0 – 1%

ノルマルペンタン

0 -1%

 二酸化炭素
0-5%

窒素

0 -10%


上記が、代表的な天然ガス測定例となります。


キャリアガスの消費量はどの程度でしょうか?

ボンベ充填圧に依りますが、47Lの容器サイズの場合、1台のPGC1000当たり24時間365日連続運転において年間約2本で運用頂くことが可能です。

ガスクロマトグラフなのに、どうしてこんなに小さいのですか?

低沸点炭化水素、且つ天然ガスの分析に特化しているためです。
ガスクロマトグラフの汎用性を高めるためには多様なカラム、検出器、バルブを恒温槽に搭載できる必要があります。メーカーとしてはこの汎用性を共通のデザインの筐体で実現したいため、“大は小を兼ねる“ という発想で恒温槽の容積は比較的大きく設計されます。しかし、実際は必ずしもすべてお客様が複雑なハードウェア構成を必要とする分析を必要としているわけではなく、用途によってはオーバースペックとなってしまう例がしばしばございます。PGC1000はこのようなニーズに対応するため、低沸点炭化水素、且つ市場規模の大きい天然ガスの分析に焦点を絞りハードウェアサイズを最適化しました(例えば検出器の選択肢は熱電度検出器:TCDのみです)。

消費電力はどの程度でしょうか。

1台のPGC1000の場合、運転時は平均約7ワット(マニホールドヒーター無し)から約64ワット(マニホールドヒーター有り)となります。消費電力は周囲温度に依りますので、詳しくはABBにお問い合わせください。
※マニホールドヒータはサンプルガスの導入部を加熱する目的で使用されます。

なぜ計装空気を使用せず運転ができるのですか?

大型ガスクロマトグラフの場合、カラムや検出器を格納する恒温槽の温度維持、バルブの駆動、および防爆構造上(内圧防爆)計装空気が必要になる場合があります。対してPGC1000は主に以下の理由から計装空気を必要としません。
  • ダイアフラムバルブの可動域が小さいため計装空気に代わり少量のキャリアガスを使用しバルブ操作を行っています。
  • 超小型恒温槽デザインにより計装空気ではなく電気ヒータを使用して安定性の高い温度管理を実現しています。
  • 防爆構造は計装空気を使用した内圧防爆ではなく、耐圧防爆デザインです。

JISK2301、都市ガス測定方法の手引に記載された様式でのデータ出力は可能ですか?

はい、可能です。ガスクロマトグラフと併せて納入させて頂くパソコンにインストールされた弊社独自の帳票ソフトウェアを用いて、JIS適応の熱量計算を実施します。計算された熱量や比重、ウォッべ指数などの値はガスクロマトグラフでの各成分測定結果と併せて、熱量測定記録表(様式11, 13)のフォーマットとして紙媒体,データ形式での出力が可能です。
(標準ガス検査記録表についても同様)

修理における部品調達期間はどの程度でしょうか

部品により数週間から数か月と幅がありますが、国内の突発的なトラブル対応を目的にABB株式会社は国内のサービスセンタにバックアップ機を保有しています。このため、緊急性の高いトラブル対応については国内のサービスセンタからの部品納入が可能です。

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