ご存知でしたか…
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直流(DC)電源は、船舶のクリーンエネルギー利用や将来の新エネルギー源への適応を容易にしていることを?
気候変動対策の必要性が高まる中、海運業界では、排出量の削減とクリーンなエネルギー源への移行に向けた取り組みが行われています。すでに今日、航行距離が短く、航路が予測しやすい中・小型船舶は、バッテリや燃料電池の電力のみで航行することが可能で、排出量を削減することができます。
また、クリーンエネルギーへの転換は、船舶の動力システムの転換を意味します。船には、電池や燃料電池など多様なエネルギー源を統合し、船主が必要に応じて電源の追加や交換を行える柔軟な電源システムが必要です。
そのような電源システムの一つがOnboard DC Grid™で、持続可能な輸送を支える電力である直流をベースにしています。電気自動車や電動自転車(e-bike)、電動スクーターもバッテリを動力源としているため、直流を利用しています。
また、従来の交流電源から直流電源に切り替えることで、さらなるメリットも生まれます。直流電源システムは、交流電源システムよりも変圧器や変換器などの機器点数が少なく、重量と(一例では75%もの)スペースを大幅に削減することができます。この節約により、より多くの貨物を積載でき、他の機器やシステムをより柔軟に配置することができます。
直流電源システムは、デジタルソリューションのための理想的なプラットフォームでもあります。そのため、直流システムは、船舶や陸上での性能最適化や、遠隔支援などのデジタルサービスへの道を開いています。
ABBは2013年にオフショア供給船向けに初の最新DCソリューションを納入し、現在ではそれは最も長く稼働している直流システムになっています。ABBのOnboard DC Gridは、小型タグボートからフェリー、大型風力発電所支援船まで、さまざまな船舶に設置されています。
キーファクト
- クリーンエネルギーを容易に使用可能
- 最大75%の省スペース化
- 様々な船舶に搭載可能
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