「電圧を制御し、モータを滑らかに始動/停止」
ソフトスタータはインバータのように速度制御機能はありませんが、電圧を制御し緩やかな始動停止を行う始動ソリューションの1つです。
ソフトスタータを使用することで、直入れ始動にて問題となる高い始動電流を最適化することで急始動/停止による機械的ショックを緩和でき、モータ及び被動機の長寿命化にも貢献します。
ABBではソフトスタート/ストップに特化したシンプルなモデルから、モータ保護機能や被動機に特化した専用機能を搭載した高機能モデルまで幅広く取り揃えており、お客さまの機器にあわせて最適なソリューションを提案いたします。
主な特長
- ABBのソフトスタータは、3Aから2160Aまでのあらゆるモータアプリケーションをカバー
- 始動電流を低減し、モータやネットワークへの電気的ストレスを低減
- 設置面積が小さく、迅速かつ容易に設置・設定が可能
- シンプルにかつ直感的に操作可能
- バイパスコンタクタ内蔵
- トルク制御、ポンプ洗浄など多くの機能を搭載した高機能モデルを準備
ソフトスタータとインバータの主な違い
ソフトスタータは始動時と停止時のみスイッチング制御する減電圧始動方式、インバータは全電圧
のまま周波数を常時スイッチング制御する周波数変換方式のため以下のような違いがあります。
- ソフトスタータは速度制御はできませんが、インバータは速度制御も可能
- ソフトスタータは高調波ガイドライン規定の対象外、対象であるインバータにはノイズ対策が必要
- ソフトスタータの発熱量は常時スイッチング制御するインバータと比べかなり小さく熱対策不要
尚、他の始動方式からソフトスタータへ変更する場合、ソフトスタータの特性を考慮した機種選定が必要となります。弊社にて選定のお手伝いをさせて頂きますのでお気軽にお問合せ下さい。